地元に愛される、昔ながらのさしみ屋『安室鮮魚店』|那覇市宇栄原

2023年9月22日(金)16時30分 ソトコト







この鮮度とボリュームで500円!





さしみは一皿500円と1000円があり、好きな魚を盛り付けてくれます。500円でこのボリュームです。厚めが嬉しいさしみは新鮮そのもの。





那覇市の泊漁港内にある市場『泊いゆまち』から毎日仕入れるイマイユ(新鮮な魚)は鮮度が落ちないよう、注文後にさしみにしてくれます。(早い時間帯)





また、その日によって変わりますが、新鮮な魚を使った煮付けなどもあり、晩御飯のもう一品やおつまみにおすすめです。








お店近くにあった『田原公設市場』内で40年以上営業


元々、先代であるお母様が、現在のお店からほど近い場所にあった『田原公設市場』内で40年以上さしみやを営業していたそうです。
「当時は周りに何も無かったから繁盛したねー。おかげで子どもを大学に通わせることもできたしね。」(お母様)





【田原公設市場】とは
8つあった那覇市公設市場の一つで、1965年(昭和40)に市場付きの市営住宅として開設。1階が公設市場、2〜4階が市営住宅となっていた。地域のランドマーク的存在で、当時の生活に必要なものが何でも揃う、と遠方からも買い物客が訪れ大変賑わった。2011年に廃止。現在跡地は更地となっている。


大嶺バス停前に『田原公設市場』があったってよ〜

2011年に老朽化により市営住宅と共に公設市場も廃止され、お店は一旦閉じましたが、2020年11月に2代目として息子さんが現在の場所でお店を再開しました。
「今はさかな屋をやっていくのは大変だから、お店を再開するのはどうかなーと思ったんだけど、どうしてもやりたいって言うからさー手伝ってるわけよー」(お母様)





お母様のおっしゃる様に、今はスーパーでさしみを買う時代。でもその味はやっぱりスーパーとは全然違います。
那覇市内では特に、こうした “さしみや” はほとんど見かけなくなった今、うるく地域でさしみ屋があるというのは本当に貴重です。





美味しくて、懐かしい。希少な “さしみ屋”





新鮮で美味しいさしみが手頃に買えて、やさしい人柄が滲み出ている店主の茂さんと愛情豊かでお話上手なお母様がいるお店はお客が絶えず、買い物ついでにお母様とユンタク(沖縄の言葉で ”おしゃべり”の意)する方が多いのも頷けます。





一度食べたら分かる美味しいさしみの味と、市場の『相対売り』のような感覚で、おしゃべりしながらさしみを買う懐かしい雰囲気。行事や親戚の集まり用に、予算に合わせた盛り合わせもしてくれます。
スーパーも便利ですが、こういうお店ってやっぱりいい。
ずっとあってほしい、地域にとって大切なお店。地域みんなで応援していきたいです。








【店舗情報】
安室鮮魚店
住所:沖縄県那覇市宇栄原2丁目9-2
Tel:098-858-7401
営業時間:10:00-20:00
定休日:日曜
駐車場:なし




【安室鮮魚店】宇栄原で40年以上!親子で切盛りするさしみ屋さん_うるくローカルプレス


昔懐かしいさしみ屋の雰囲気を味わってみてください。




『うるくローカルプレス』は、うるく地域のローカル情報発信局
沖縄県那覇市の最南端に位置する「小禄(おろく、沖縄方言:うるく)」地域。「うるくんちゅ」と呼ばれる地元民、歴史・伝統文化が残り ”沖縄の今と昔”が程よく共存している”うるく地域”のあれこれをご紹介します。
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