とんでもない物件に入居してしまった女性「ビー玉を置いてみると家の中心に向かって加速」

2023年9月27日(水)18時11分 キャリコネニュース

画像はイメージ


賃貸契約を結んだ後、多かれ少なかれ不具合が見つかることはあるかもしれない。しかし、それが重大な問題であれば住み続けることは難しい。福岡県に住む50代前半の女性(その他/正社員・職員/年収500万円)は、


「傾いた部屋に入居してしまいました」


と絶望的な経験を明かした。内覧の際の家具がない状態では歪みに気づかず、むしろ「大きい窓から見える開放的な風景」をすっかり気に入り、契約を結んだという。(文:永本かおり)


横になると何となく体が左に傾き、隣の部屋に移ると右に傾く



しかし、引越し当日の夜、異変を感じることが起きた。


「横になると何となく体が左に傾きます。襖を越して隣の部屋で横になると、今度は右に傾きます。おかしいなぁ、と暗い中トイレへ向かうと若干の登りになっていることを足裏で感じ、洋式の便座に座ると、今度は後方に体が引っ張られる感覚… なんじゃこりゃ?」


ここで電気を点けて部屋を眺めた女性。


「冷蔵庫の上に重ねたレンジとトースターが、校庭のトーテムポールよろしく前方に傾いており、家具がないときは気付かなかった、あらゆる場所が歪んでいました」


女性は「うわぁ、しまった〜」と部屋を眺めていると段々酔った感覚になり、よく眠れなかったという。


翌朝、部屋の隅々を歩き回ると「家の中心に向かってVの字に傾き」があることがわかった。 また自宅マンションの周辺をぐるっと巡り「建物横の小川に向かって全体的に歪んでいる」ことに気づいた。


その後「仲介業者にクレームを入れ、転居しましたが、特に補償等無く、早期退去の違約金のみ免除」だったという。引越し費用など無駄にかかり、痛い出費になってしまった。


「退去日、ガランとした部屋に、ビー玉を置いてみると家の中心に向かって加速しながら転がって行き、動画で撮影しながら笑いが出てしまいました」


女性は呆れ果てた様子で部屋を退去した。

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