どんな人ががんになりやすい? がんになるリスクを減らすために!
2022年10月13日(木)20時30分 ココカラネクスト
2人に1人が、一生のうち1度はがんになると言われている日本。
日本人にとってがんは身近な病気です。
日本人のがんの中で、原因が生活習慣や感染であると思われる割合は男性のがんが、53.3%、女性のがんが27.8%と考えられています。
この結果からも、生活習慣病とがんには密接な関係があるということがわかります。
国立がん研究センターなどの研究によって明らかになっていることは、生活習慣病の中でもとくにがんの要因になっているのがタバコ・ウイルス感染・飲酒・糖尿病です。
まずタバコを吸う人。
男性が特に高く、がんの要因に占める喫煙の割合は29.7%となっています。(女性は5%)
タバコは肺がんになる原因ということはよく耳にしますが、胃がん・食道がん・肝がん・膵がん・頭頸部がん・膀胱がん・子宮頸がんの他に全がんのリスクを上げることが確実と評価されています。
受動喫煙にも害はあります、自分だけでなく家族や大切な人を守るためにも、禁煙にはチャレンジしてみてください。
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次に、がんを引き起こすウイルスなどに感染している人。
がんの要因に占める感染の割合は男性で22.8%、女性では17.5%もあります。
代表的な感染症にC型・B型肝炎ウイルスなどがあげられます。
そして飲酒です。
アルコールを飲むほどがんのリスクは上がるので、がん予防法ではビールなら大瓶1本、日本酒なら1合、ウイスキーならダブル1杯程度の節度ある飲酒が勧められています。
特に顔が赤くなる人は注意です。
さらにタバコまで吸うと食道がんになるリスクは3倍以上です。
そして糖尿病は全がんのリスクを1.2倍上げることが分かっています。
とくに大腸がんでは1.4倍、肝がんでは1.97倍、膵がんでは1.85倍リスクが高いという結果が出ています。
このほかに、がんのリスクが高くなるのが高齢者。
年齢を重ねるとそれに伴い、がんにもかかりやすくなります。
どんなに健康的な生活を心がけていてもがんになる人はいますが、健康寿命を伸ばすためにも大切なのは日ごろからがんや生活習慣病の予防することです。
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。