ウイスキーをもっと自由に、もっと美味しく楽しむ「オールドパー」の新たな一手とは?

2020年10月25日(日)10時50分 食楽web


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「オールドパー」と言えば、世界5大ウイスキーの一つ、言わずと知れたスコッチウイスキーの名ブランドです。そのオールドパーが昨年、大幅にリニューアルしたことで話題になりました。


2020年3月17日より発売が開始された「オールドパー シルバー 200ml」

 そして今回、オールドパー・シリーズの「オールドパー シルバー」に、より手軽にウイスキーを楽しむための「フラスクボトル」が新たに登場。オンライン試飲会が開催されたので、その模様をお届けします。

「フラスクボトル」とは、主にウイスキーなどアルコール濃度の高い蒸留酒を入れる携帯用の小型水筒に用いる言葉。今回発売されたのは、持ち運びや飲みきりに便利な小型サイズです。

110年以上、世界中で愛されてきたスコッチウイスキーの雄


左/1871年の風景。右/名前の由来となったトーマス・パー(オールド・パー)

 と、その前にオールドパーについておさらいを。1871年、「最高の技術で完成させたブレンデッドスコッチウイスキーを末永く世に広めたい」と、グリーンリース兄弟が造り上げたのが始まりです。オールドパーの名称は、152歳9ヵ月を生きたといわれる伝説の人物トーマス・パーにちなんで命名されました。このパーの愛称が「オールド・パー」だったのです。

 以来、現在まで110年余、日本はもちろん世界中で愛されてきました。まさに押しも押されもせぬスコッチウイスキーのトップブランドです。

オールドパーの真髄は“ブレンド技術”にあり!


オンライン試飲会の様子

 というわけで、いざオンライン試飲会がスタート。

 マスターブレンダーであるクレイグ・ワレスさんが登場し、オールドパー最大の魅力は「ブレンドの妙にあり」と語ってくれます。

「最も重要なのがブレンディング。スコットランド地方にある29もの蒸溜所のモルト原酒やグレーン原酒の個性を引き出しつつ、いかにオールドパーならではのクオリティを生み出すかがポイントです」(クレイグ・ワレス氏)

 ブレンド行程を経て、複雑さやなめらかな口当たり、豊かな香りや味わいなど、オールドパーならではの味わいを表現していくんですね。

 そしてこのタイミングで試飲タイム。ブランドアンバサダーの金子亜矢人さんの案内で、「オールドパーシルバー」をまずストレートでテイスティング。香りを嗅いでみると、グリーンアップルや洋なしを思わせる瑞々しく爽やかな香りが。

 口に含むと、上品な甘さとまろやかさも感じられ、最後に少しのピートが心地よい余韻として続きます。うーん、実にバランスの取れた味わいですね。「この味わいは、スペイサイドの水、クラガンモア蒸溜所の樽、アイラのピートがあってこそ。このバランスの良さがハイボールにも最適なんです」と金子さん。


テイスティング風景

 試飲後はフリートークが始まり、参加者から金子さんにさまざまな質問が飛びます。その一つが「なぜオールドパー シルバーだけノンエイジなの?」という質問。例えばオールドパー12年を例にとると、最短でも12年以上の原酒しか使えない決まり。シルバーだけがノンエイジなのは確かに不思議です。

 しかし金子さんによれば、そもそも必ずしも年代の古い原酒の方が優れているわけではなく、「オールドパー シルバー」の場合、ハイボールにも合うようバランスを重視したブレンドのため、あえてノンエイジにしているとのことでした。なるほど! 納得です。


和食とのマリアージュを楽しむ

 ほかにも、食事との相性については、スパイシーな料理はもちろん、和食、とくに出汁がきいた料理との相性が抜群なんだそうです。

「フラスクボトルなら価格も手頃なうえ、気軽に持ち歩けます。思い思いの自由なスタイルで楽しんでほしいですね」と金子さん。

 ウイスキーの新たな可能性を感じさせてくれる「オールドパー シルバー」。ハイボールはもちろん、ストレート、ロック、これからの季節はお湯割りで。自分好みのスタイルでその味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(取材・文◎室井康裕)

●DATA

オールドパー

https://oldparr.jp/

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