覚えておいて! 視覚障害者が「白い杖を掲げる」ポーズの意味

2019年10月26日(土)6時0分 Jタウンネット

[みみよりライブ 5up−広島ホームテレビ]2019年10月15日放送「徹底ツイキュウ!なるほどニュース」のコーナーでは、白杖の「SOSシグナル」について紹介していました。


白杖とは、視覚に障害のある方が、外を歩く時に持つ白い杖のことです。主に障害物に衝突するのを防ぐ役割、周りの様子を探る役目、目が不自由であることを周りの人に教える役目、この3つの役目があると言われています。


白杖SOSシグナルとは


白杖の日にあたる10月15日、広島駅でPR活動が行われました。その担当者は、


「1人で外出するときは白杖と点字ブロックは欠かせないものです。ご理解とご協力をいただき、皆様のご支援をお願いしたいと思います」



と話していました。


「白杖の日」とは、国際NGOが制定した日で、国内ではまだ制定されておらず、知られていないのが実情だそう。


視覚障害者の方々が、広島駅を通る人にチラシを渡していました。白杖の日を知らせる内容と、白杖の役割がイラスト付きで描かれています。


視覚障害者や白杖の理解を求めるための活動が行われていました。


そして、視覚障害者への理解と共に、もう1つ知ってもらいたいことがあるということです。


それは、頭の上50センチほどに白杖を掲げるポーズ。これは、お手伝いをお願いします、というSOSシグナルだということです。助けを求める時にする合図。しかし、このポーズも、あまり浸透していないのが実情なんだそう。


このポーズが出来たのは1977年。団体の代表のお話によりますと、当時は視覚に障害がある方はあまり外に出ることがなく、ご家族も家から出ないようにしていたことなどがあり、今とは違った風潮があったことから、当時は浸透しなかったということです。


視覚障害者の方が白杖SOSを出していたら、私たちはどうすれば良いのか、話を伺いました。


正対してどちらかの肩をポンポンと叩いて、「大丈夫ですか」というのが、視覚障害をお持ちの方にとって、安心できる声がけになるということです。


白杖SOSシグナルを理解し、快適で過ごしやすい環境にしていきたいですね。


(ライター:tama35)

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