【奈良県天理市と連携】おてつたび、「関係人口」創出へ

2022年10月28日(金)9時0分 ソトコト




​概要


2022年10月7日(金)〜 11月13日(日)の期間、天理市萱生町内の柿農園に、全国各地から集まった20代〜80代の男女25名※が、『刀根早生(とねわせ)柿』の収穫作業や出荷作業(袋詰めや箱詰めなど)をお手伝いしています。
期間中、参加者は地域のゲストハウスに無料で宿泊。お手伝いに対する報酬も時給制で支払われ、休日には【山の辺の道】や【石上神宮】【桃尾の滝】など地域の観光を楽しんでいます。
※参加者の入れ替えがありますので、一度に参加する人数は2人〜10人と変動します。


背景


天理市は奈良県の北中部に位置し、東部は豊かな緑に囲まれる山間地、西部は平坦な奈良盆地に含まれ、その中間の山々の裾野を日本最古の道とされる「山の辺の道」が南北に通っています。
中でも萱生(かよう)町は、刀根早生発祥の地として柿の有力な産地です。
農家のみなさんは一年中、柿畑の世話をしながら、想いを込めて丁寧に柿を育てています。秋になると、美味しそうな柿を収穫して、全国に発送します。
しかし、ここ数年、柿農家の高齢化と後継者不足による人材不足が進み、繁忙期の柿の収穫・発送・販売補助には、多くの人手を要しますが、地元では人手の確保が難しくなっています。
今回の連携により、「おてつたび」を通じて滞在型観光を伴う短期的、季節的な労働力を確保するとともに、関係人口の創出を図り、もって地域経済の活性化を図っています。


連携の内容


・募集ページの作成等、募集や受入に関する部分をサポート
・おてつたびHPに特設ページを設置し、天理市の魅力を発信
・参加後にアンケートを収集・分析し、関係人口創出に向けた提案を行う
・受入終了後、関係者を集めて座談会を実施し、継続的なファン創出に繋げる





▼特設ページ:https://otetsutabi.com/mcpr/tenr





天理市長 並河健 さんからの コメント






天理市のモットーは「支え合い」。今回、収穫期の人手不足に悩む産地に全国から「おてつたびびと」にお越しいただき、従来の観光にとらわれない連携が生まれています。収穫の喜びの共有を通じて、全国に刀根早生柿の魅力が広がっていくことを期待しています。




株式会社おてつたび 代表 永岡里菜さんからのコメント






私たちが運営している“おてつたび”というサービスは、私、永岡の出身地である三重県尾鷲市(おわせし)のように著名な観光名所がないが故に「どこそこ?」と言われがちな日本各地の素敵な地域に人が訪れファンができる仕組みを作りたいと思い立ち上げたサービスです。
サラリーマンを退職した3年半前、東京の家も同時に解約して全国を夜行バスで巡っていた際に、日本には愛おしいほどの素敵な地域がたくさんある事実に衝撃を受けました。
普段自分が旅行で訪れていた場所は日本の数%でしかなかった事実と同時に、「どこそこ?」と言われがちな地域の方が人が温かくユニークで心躍る自分に気付きました。
そんな日本各地にある未だ知られていないだけで素敵で魅力的な地域に人が訪れる仕組みを作ると決意し創業した約3年前から、私たちの想いやビジョンが一切ぶれることはありません。
地域の可能性を信じている天理市の皆様と共に、これからも天理市のファン(関係人口)を創出していきます。

おてつたびとは


「おてつたび」とは「お手伝い」と「旅」を掛け合わせた造語。少子高齢化による人手不足に頭を抱える地域と、働きながら地域の魅力を深く知る旅をしたい人のマッチングサービスです。




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