かわいいけど、なぜ...? シブすぎる「緑茶のぬいぐるみ」に反響→作者の熱い思いを聞いた
2021年11月4日(木)18時20分 Jタウンネット
すごいクオリティだけど、なぜそれを作った......?
そんな不思議なぬいぐるみが、ツイッターで話題だ。
それが、この「緑茶のぬいぐるみ」。ツイッターユーザーのYusuke Saitohさん(@site_oh)が、2021年11月1日に投稿した。
台所の湯飲みの隣に並べると、瓜二つ......! 相当な再現度である。水玉模様の湯飲みも、いかにも会社の給湯室にありそうだ。
このユニークなぬいぐるみに、リプライ欄には
「ホテルの洗い場でよく割ってました」
「公民館に置いてある茶碗」
「なぜか会社の水場にあるヤツ」
「めちゃくちゃ可愛い 会社に置いておきたい」
「ビジネスの来客対応に最適!」
などの声が寄せられている。このデザインの湯飲みは定番なのか、既視感を覚えた人も少なくなさそうだ。
たしかになじみ深い、身近な存在ではあるが......なぜ「ぬいぐるみ」にしたのだろう? Jタウンネット記者は2日、作者のYusuke Saitohさん(以下、「齋藤さん」)に詳細を聞いた。
中身の「お茶」にもこだわり
「ふわふわのお茶があったら良さそう、と思い制作しました」
緑茶のぬいぐるみを作った理由を尋ねると、斎藤さんはそう答えた。自身で購入した湯飲みをモデルにしたという。
「以前持っていた同じ柄の湯飲みを手放してしまったため、古道具屋やフリマアプリなどを巡回して、想像上の湯飲みに一番近いものを購入しました」(齋藤さん)
こだわったのは、湯飲みだけではない。中に入っている液体部分の色にも、しっかりモデルがある。
「お茶部分を浅蒸しと深蒸しどちらにするか熟考の末、今回は深蒸しにしました」
とのこと。「深蒸し」は「浅蒸し」の2〜3倍ほどの時間をかけて、茶葉を蒸したもので、淹れるとより濃い色のお茶になる。たしかに、深い味がしそうな色だ。
身の回りにあるものをぬいぐるみに
齋藤さんはもともと、自分の身の回りにある工具などをモチーフにしたぬいぐるみを作っていて、今回の緑茶はその食べ物シリーズとして制作したそうだ。
緑茶以外にも、パンの耳やカナヅチ、刷毛など幅広い種類のぬいぐるみがある。
齋藤さん「見慣れた何かをぬいぐるみにすること」を大切に、日々、制作に取り組んでいるという。今後の展望については、
「自分以外のだれかの身の回りにあるものをぬいぐるみにする制作もやってみたいと思っています」
とコメントした。
齋藤さんの意欲的な作品群から、目が離せない!