睡眠で変わる!質の良い睡眠で得られるうれしい効果6つ

2022年11月10日(木)20時30分 ココカラネクスト

 睡眠は脳やカラダを休めて、明日への活力を蓄えます。よく眠ったはずなのに、何となくだるくてやる気が起きない・・・という人は、睡眠の質に問題があるのかもしれません。質の良い睡眠をとることで、朝スッキリと目覚められ、カラダや心にも良い効果があります。そこで、質の良い睡眠をとると、どのような効果があるのかご紹介します。

【関連記事】「こむら返り」は体からの危険信号

睡眠の種類

 睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類があります。この2つはセットになっていて、一晩に4〜5回、一定のリズムで繰り返しています。

レム睡眠
 カラダは眠っていても、脳は覚醒に近い状態で活動している浅い眠りです。レム睡眠時に夢を見ており、目覚めの準備段階なので、レム睡眠時に目覚めると脳がスッキリとします。

ノンレム睡眠
 大脳もカラダも熟睡している深い眠りで、この時期に起きると目覚めが悪くなります。
この2つの睡眠をバランスよく取ることができれば、ぐっすりと眠ることができ、質の良い睡眠だと言えます。

質の良い睡眠がもたらす効果6つ

疲労回復
 睡眠時に分泌される成長ホルモンが、カラダの細胞の新陳代謝を促し、日中の活動で傷ついた皮膚や筋肉などの機能を修復します。

脂肪燃焼
 成長ホルモンには、脂肪を燃焼させる効果があります。しっかりと深い眠りに入ることで、成長ホルモンが分泌されて、脂肪が燃焼・分解されます。しかし、睡眠時間が少なかったり、眠りが浅かったりすると、脂肪が燃焼されずに蓄積してしまいます。

免疫力アップ
 睡眠を促すホルモンのメラトニンには、免疫力を向上させる効果があります。睡眠時に白血球・赤血球・リンパ液が作られ、カラダの免疫力を高める働きがあります。また、成長ホルモンには体組織を修復・再生する働きがあり、古くなったり傷ついた細胞を治す効果があります。

集中力や学習能力などの脳機能アップ
 睡眠中に脳は、その日の出来事や学習したことを整理して記憶する働きがあると考えられています。この効果はノンレム睡眠のときに発揮します。寝入りから3時間ほどが特に質の良い眠り(ノンレム睡眠)となるので、少なくても3時間以上は睡眠をとる必要があります。
 また、人間の行動を決めて指令を出す「大脳」は、起きているときにはフル活動しているので、睡眠をしっかりとり、十分に休ませることで、集中力が高まり、さらに脳機能の向上につながります。

ストレス緩和
 不安感や不快感などのイライラは、大脳のニューロンが過度に興奮して起こると考えられています。睡眠により脳を休ませることで、ニューロンの興奮を抑えて修復されるので、ストレス緩和に効果があります。

美肌効果
 成長ホルモンには、肌のターンオーバーを促す働きがあります。新陳代謝がよくなるため、肌荒れなどが改善され、美容効果が期待できます。特に、午後10時から午前2時頃までは「肌のゴールデンタイム」と呼ばれており、成長ホルモンが最も多く分泌されている時間帯です。

睡眠の質を向上させるための心得

 睡眠の質を向上させるために、下記のことを意識しましょう。

・寝る直前のスマートフォンやパソコンの閲覧を控える
・食事は寝る3時間前までに済ます
・入浴はぬるめのお湯で1時間前までに終える
・寝る前のカフェインは控える

 睡眠による効果のほとんどに関わってくるのが「成長ホルモン」です。この成長ホルモンは、眠りに落ちてからまず初めに訪れるノンレム睡眠時に多く分泌されています。最初の3時間にぐっすりと眠る習慣をつけることが、熟睡できたと実感できる質の良い睡眠へとつながります。睡眠の質を高め、活動的な毎日を過ごしましょう。

「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」

[文:あすけん 管理栄養士]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

ココカラネクスト

「睡眠」をもっと詳しく

「睡眠」のニュース

「睡眠」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ