グランピングの上を行く極上体験! スノーピークが開催する「雪峰野外ダイニング」ツアーの正体とは?

2022年11月26日(土)10時50分 食楽web


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 極上のスパ体験、野外ダイニングに焚火トーク……スノーピークが運営する複合型リゾート施設「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUATERS」で今後、提供する予定の極上ツアーの全貌を紐解く!

 アウトドアブランド『Snow Peak(以下、スノーピーク)』の本社があるのは、新潟・燕三条にある広大なキャンプ場の中。この約15万坪の小高い丘陵地帯にある『スノーピーク Headquarters』には2022年4月、複合型リゾート施設「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUATERS」もオープンし、話題を集めているのをご存知でしょうか?


「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUATERS」は世界的建築家・隈研吾氏が設計。薪をイメージした軒下のデザインも圧巻

 新潟の自然に溶け込むその施設にはスパ(温泉)やショップ、レストランなどを併設(日帰りでも利用可能)。周囲にはヴィラ棟やモバイルハウスが点在し、「浴・食・泊」を楽しめる空間となっています。

 今回は、編集部が実際に「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUATERS」を訪れ、極上のスパやモバイルハウス、メインイベント「雪峰野外ダイニング」を体験してきました。

大切な人と非日常空間&忘れられないひとときを過ごすことができるツアーの全貌をぜひ、ご覧あれ。

新潟の圧倒的な自然に溶け込む! 極上のレストラン&スパ、モバイルハウスに癒やされる


1Fにある「Restaurant 雪峰」。大きなガラス張りで、栗ヶ岳など遠くの山並みまで見渡せる

 滞在した日は天気も良く、「Restaurant 雪峰」の大きなガラス窓からは新潟の豊かな自然を眺めることができました。このレストラン、ミシュラン三ツ星を獲得した日本料理の名店「神楽坂石かわ」の石川秀樹氏が協力。地元・下田郷の豊かな水や、新潟県で採れた旬の食材を使った料理を存分に楽しむことができます。


B1(庭部分からは1F)にある大浴場。内湯と露天、サウナがある。開放感たっぷり

 お風呂&サウナはB1Fにあり、広々とした内湯からも絶景が望めます。改めて「人工物がほぼない自然の景色を見るって、貴重なことなんだなぁ」としみじみ。日中なら湯に浸かりながら、空や雲の流れをのんびり眺める贅沢な時間も過ごせます。

 泉質はナトリウム−塩化物冷鉱泉。海水の成分に似た食塩を含み、保温効果が高く、湯冷めしにくい温泉とのこと。ほどほどに身体が温まったところで、名物のサウナへ入りましょう。

スパの目玉は緑と山々を望める閉塞感のない「サウナ」


サウナストーブに使用されるケルケスストーンはフィンランド製

 施設自慢の「サウナ」はセルフロウリュが可能なドライサウナ。ストーブを囲むように配置された席に座ると、まるで焚火を囲んでいるかのような気分を味わえます。

 身体を温めた後に入る水風呂や、外気浴スペースも最高。深さのある水風呂は肩まで浸かることができ、外気浴スペースでスノーピークのチェアに火照った身体をゆだねる。開放的な空間の中で、身も心も“整う”スパ体験は、何ものにも替えがたいものがありました。

ミニマムで充実したモバイルハウス「住箱」の心地よさとは


「住箱」はシャワールーム&トイレとベッドルームなど、宿泊に必要な設備が整う

 1〜2人旅ならぜひ、滞在して欲しいのが「住箱(じゅうばこ)」。隈研吾氏が「スノーピーク」とコラボし、トレーラーハウスをモチーフに作ったモバイルハウスです。コンパクトながら大きな窓や小窓もあり、開放感も抜群。夜に窓を閉めれば、巣篭もり感があって落ち着く空間に変わります。

 室内にはキャンプで使うような「スノーピーク」の様々なアイテム(マグや椅子、テーブル、傘など)も備えられ、上質なギアを使ってキャンプを楽しんでいるような体験ができるのも魅力です。窓を開放し、デッキ部分で味わうオリジナルコーヒーの美味しさったら。これだけでも癒やされる体験でした。


広大なキャンプフィールドは朝、昼、夕方、夜と表情を変える。冬は雪中キャンプやスノーシュートレッキングも楽しめる [食楽web]

 もちろん、自慢のキャンプフィールドもあります。元々、牧場のために開かれた草原だったという広大な芝生のフィールドでは通常のキャンプはもちろん、手ぶらキャンププランやレンタルグッズも充実しており、キャンプ初心者でも安心して楽しめます。

 さて、いよいよ今回のメインイベントである「雪峰野外ダイニング」へ参りましょう。「スノーピーク」の食のこだわりが詰まったディナー、焚火タイム、満点の星空との出会い……夕暮れが近づくにつれ、ワクワクと胸が踊ります。

新潟の食材を使ったディナーが絶品! 夜のメインイベント「雪峰野外ダイニング」の正体とは?


芝生の広場の真ん中に大きなタープ 。日が暮れると辺りは暗闇に包まれる

「雪峰野外ダイニング」ってなに? それはキャンプ飯や、最近流行のグランピングでのディナーとも一線を画す、野外で楽しむ希少な料理や体験が詰まったイベントです。

 期待に胸を膨らませながら、日没前に参加者が集まり、特設会場へと向かいました。


新潟市のワイナリー「lescargot(レスカルゴ)」のスパークリングワインで乾杯

 まずは、メイン会場へ向かう前にスパークリングワインで乾杯。美しい夕陽に包まれながら、地元ワイナリー「lescargot」の自然味豊かなワインの美味しさに感動。今回のコースでは料理に合わせたこちらのワインが味わえるそうで一層、期待が高まります。


日が沈むのを眺めつつ、ワインやオードブル片手に歓談。山の稜線に沈む夕陽が美しい


雪峰野外ダイニングのタープ内。各テーブルにはストーブが置かれ、意外と暖かい

 ゆったりと食前酒を楽しんだところで、メイン会場へ移動。いよいよディナーのスタートです。ディナーは「レストラン雪峰」の総料理長が地元の生産者と深く繋がり、吟味して集めた旬の素材を生かした「コース料理」となっています。

 会場には焚火やストーブ、調理用の大きなグリル台などもあり、スパークリングワインのほろ酔い加減も手伝ってほんのり暖かく感じました。

 さて、「雪峰野外ダイニング」のコース料理を実食していきましょう。

見た目も美しい前菜からスタート「蟹・菊・ヨーグルトの白和 蛤のエキューム」


美味しい泡が「エキューム」。口の中でふわっと溶けて、蛤の旨みを感じる

 まず登場したのが、蟹の甲羅にカニの身と菊の花が散りばめられた、新潟の秋を感じる華やかな一皿。カニの旨みにヨーグルトの酸味が絡み合い、蛤の泡が溶けていくことで口いっぱいの旨みが広がります。程よいシャキシャキとした食感も素晴らしい。

 もう一つ前菜には、新潟のご当地食材である津南舞茸を使った「豚足の春巻き 津南舞茸のエキス」が登場。豚足を春巻きにアレンジしたことで食べやすく、舞茸の香り高い一皿に仕上げてありました。

 前菜の後に魚料理「佐渡産あわび 蕪のエキス」も楽しんだ後、ダイニング中央の鉄板では塊まり肉を豪快に焼くパフォーマンスも! 香ばしい香りが会場中を埋め尽くしていきます。


佐渡牛の塊をローストに。外は香ばしく、中はピンク色でしっとり。作家ものの皿も絵になる

 先ほど焼いていた佐渡牛の塊を薄くスライスして盛りつけたのが、「佐渡牛の塊肉ロースト」。ピンク色の断面が美しく、しっとりと滑らかな口当たりは圧巻の一言。ソースの旨みも感じつつ、さらに塩を少しつけて味わうと脂の甘みがより強く感じられました。少しクセのあるワインがお肉の美味しさを一層、高めてくれます。


「下田産カズイチウコンの土鍋ご飯」とお味噌汁、香の物

 最後に出てきたご飯も味わったことのない一品。なんと、新潟県三条市で収穫されたウコンがたっぷり入った炊き込み土鍋ご飯です。ウコンといえば、沖縄など暖かいところで育つイメージがありますが、新潟で栽培されていることにも驚き。インドなどの異国の味を感じさせる土鍋ご飯は初体験で、お味噌汁とも意外に相性がよかったです。

 驚きと感動の連続だったコース料理。すっかり満たされてタープを出ると、暖かな焚火席が用意されていました。


焚火を囲みながら星空観測。この日は雲ひとつない綺麗な夜空だった

 ディナーの締めくくりは、焚火の周りで野草団子とドリンクを。パチパチと薪の燃える音を聞きながら焚火の温もりに癒やされていると、この日初めてあった参加者とも自然と話が弾んでいきます。

 空を見上げると、満天の星空! この広大なキャンプフィールドならではの球体に見える星空は、体験したことのない美しさ。ほろ酔い気分で空をゆったりと眺める、心安らぐ時間となりました。


「住箱」での朝のコーヒータイム。マグはここでしか販売していない「スタッキングマグ 雪峰」

 翌日は早朝から再びスパを満喫し、朝食を食べてからチェックアウト。帰る前に、ミュージアムの見学や、ショップで買い物を楽しんでから帰宅の途へつきました。

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 広大な丘陵地ならではの豊かな緑、澄んだ空気、そして新潟の豊かな食材を堪能できた「雪峰野外ダイニング」ツアー。キャンプ好きはもちろん、アウトドアの経験がない人でも、新潟の自然や旬の食材を使ったコース料理や、開放感たっぷりのスパなどを丸ごと楽しめる内容でした。

 次は雪が一面に降り積もる銀世界の中で楽しむか、春の若葉が芽吹く時期に訪れるか……。日常の喧騒を忘れ、自然に抱かれる心のデトックスにおすすめしたい極上の体験ツアー。近々、このツアーは実際にお披露目される予定。ぜひ、楽しみに待ちたいと思います。

(撮影◎編集部 取材・文◎石澤理香子)

●DATA

Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUATERS

https://www.snowpeak.co.jp/fieldsuitespa/hq

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