【高校受験2024】都立高、障害のある受検者への特別措置…申請受付

東京都教育委員会は2023年11月30日、障害のある受検者への特別な措置について公表した。障害のある志願者が受検する、学力検査、小論文（作文）、面接などにおいて、障害の特性を踏まえた特別な措置（配慮）を受けることができる。申請は中学校を通して12月15日まで受け付ける。

　都立高校入学者選抜では、障害のある志願者が受検する場合、学力検査、小論文（作文）、面接などにおいて、検査方法や検査時間、検査会場などの特別な措置（配慮）を申請することができる。

　特別な措置（配慮）の例としては、検査時間の延長や問題用紙・解答用紙の拡大、問題用紙・解答用紙へのルビ振り、座席位置の指定、別室での受検、車椅子の使用、補聴器、ルーペなどの器具の持込み・使用など。試験時間の延長は、外国語（英語）は最大70分、他教科は最大75分までとする。

　いずれも、障害の特性上、受検にあたって必要となる配慮を行うもので、実際の措置内容は、在学する中学校などで受検者が現在受けている配慮の内容を十分参考にしながら、受検者の状況に応じて個別に決定する。

　特別な措置を希望する場合は、所定の申請書により志願先の都立高校へ事前申請が必要。申請は、在学する中学校を通して行う。なお、現在中学校に在学していない場合は、直接志願先の都立高校へ申請可能。申請時期は例年12月中旬ごろとなっており、2024年度入学者選抜では12月15日まで受け付ける。

　2024年度東京都立高校入学者選抜は、全日制の学力検査に基づく入試の第一次募集および分割前期募集について、入学願書を2024年1月31日から2月6日まで、入学願書取下げを2月13日、再提出を2月14日に受付。学力検査は2月21日、合格発表は3月1日に行う。分割後期募集および第二次募集は、入学願書を3月6日に、入学願書取下げを3月7日、再提出を3月8日に受付。学力検査などは3月9日、合格発表は3月14日に行う。