【検証】日清とセブンの「シーフードヌードル」は何が違うのか? 食べ比べてみた!

2022年12月11日(日)10時51分 食楽web


日清の「カップヌードル シーフードヌードル」とセブンオリジナルの「シーフードヌードル」 | 食楽web

●検証内容:おなじみ日清のシーフードヌードルとセブンイレブンで販売されているシーフードヌードル。商品名は同じだけど味は違うのか? 検証してみた

 突然ですが、どうでもいいことに迷ったり悩んだりすること、ありませんか? 誰かに相談するほどのことでもないけれど、それが積もり積もって、気づけば大きなストレスとなってのしかかってくる…。いきなりこいつは何を言ってるんだ? とお思いでしょうが、その、どうでもいいことの1つの例を紹介しましょう。


セブンイレブンのカップ麺のコーナー。多種類の即席麺がずらりと並んでいます(食楽web)

 先日、セブンイレブンに行って、カップヌードルを買おうとしたときのこと。上の段にあった日清のカップヌードル「シーフードヌードル」を手に取ろうとしたら、下の段に、別の「シーフードヌードル」という商品があったんです。それはセブンイレブンのオリジナル商品でした。初めて見ましたが、同じ商品名じゃないですか…。


おなじみ日清の「カップヌードル」と、セブンイレブンオリジナルの即席カップ麺「ヌードル」

 値段は日清のほうが231円、セブンのオリジナルは127円。どっちにするか迷いますよね。日清カップヌードルは、言わずと知れた日本を代表するカップ麺で、そのブランド力は絶大。でも後者のセブンオリジナルは格段にリーズナブルです。セブンイレブンだって日本を代表するコンビニですし。

 正直言えば安いほうを買いたい。しかし、日清の「シーフードヌードル」はよく知っている味なので安心です。ここでたった100円をケチって、食べたこともないものを買うほうが勇気が要るのです。セコい話ですが、悩むのは当然ではないでしょうか。

 しかし結局、このときはブランド力に負けて、日清のほうを買って食べました。いつもどおり、ちゃんと満足しました。が、心にモヤモヤが残ったのも事実。「セブンオリジナルのシーフードヌードルはどんな味なんだろう?」と気になるわけです。

 こんなプチストレスは早めに払拭しておきたいと思ったのです。そう、バーンと思い切って2つとも買って食べ比べておけば、今後一生、この件については迷ったり悩んだりモヤモヤしなくなり、ストレスから解放されるはずです。というわけで、食べ比べてみました!

日清vsセブンのカップヌードルはどっちが美味しい?


どちらもイメージカラーは海をイメージした(?)ブルーがキーカラーです

 まずはスペックから比べてみましょう。

・日清カップヌードル 「シーフードヌードル」(231円)75g 340kcal 食塩量4.7g 脂質13.6g
・セブンイレブンオリジナル「シーフードヌードル」(127円)75g 325kcal 食塩量4.2g 脂質12.6g

 ちなみにセブンのほうは、サンヨー食品が作っているようです。どちらも「油揚げ麺」を使用しており、イメージカラーも青。かやくの種類もキャベツ、ネギ、味付け玉子、カニカマ、イカとまったく一緒です。というわけで、推奨量の熱湯を入れて3分待ちます。


具材の比較。左が日清のカップヌードル「シーフードヌードル」、右はセブンオリジナル「シーフードヌードル」

 3分経ってフタを開けると、具材の量はセブンオリジナル「シーフードヌードル」のほうが若干多く見えますが、1つひとつの具材は日清の「シーフードヌードル」の方が大きいです。

 そしてスープを比較してみると、色はほぼ一緒ですね。スープだけを飲んでみても、魚介&ポークの動物系のダブルスープで、若干、日清のほうは塩味が強いけれど、さほど大きく違うわけではありません。


スープの比較。左が日清、右がセブンオリジナル

 ところが、麺や具材を食べ始めて、違いが少しずつわかってきました。まず、日清の「シーフードヌードル」は塩味が強く、セブンオリジナル「シーフードヌードル」は醤油味が強い。これは麺自体の味が影響しているんじゃないかと推測されます。


麺の比較。左が日清、右がセブン。後者は麺自体の色が濃いのがわかります

 さらに、日清の「カップヌードル シーフード」は大きめのイカやカニカマにより海鮮風味を強く感じますが、セブンオリジナル「シーフードヌードル」は海鮮風味ではあるものの、日清のよりも弱い印象です。

検証結果


イカやカニカマの具材の大きさが、海鮮風味の強さに影響しているようです

 というわけで、一気に食べ比べてみたわけですが、どっちか選ぶとしたら…ムムム…。また迷い、悩むのです。というのも正直なところ、そんなに大きな味の違いがないというか、かなり似ているからなんです。海鮮風味の強さ・塩味・醤油味の強弱はあっても、明らかに違うと言えるほどハッキリはしない。

 せっかく食べ比べたのに、これからは迷うことなくこっちを買うぞ! という決め手に欠ける結果にはなりました。しかし逆に言えば、これは比較したからこそ言えること。今後はどっちを買ってもモヤモヤしなくて済むわけです。

 そして何より、セブンイレブンのオリジナルヌードルは、安くても期待を裏切らない味だとわかり、ほかの味も試してみようと思えたのが、何よりの収穫でした。

(撮影・文◎土原亜子)

食楽web

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