どれだけ辛い? 三田製麺所の冬の風物詩・味噌つけ麺シリーズ「灼熱味噌」を食べてみた

2023年12月18日(月)10時50分 食楽web


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●『三田製麺所』からこの時期限定の「味噌つけ麺」が登場。限定の「灼熱味噌」は本当に辛いのか食べてみた

 今年創業15周年を迎えた大人気つけ麺専門店『三田製麺所』では、12月12日より冬季限定メニュー「味噌つけ麺」の販売をスタート。抜群の美味しさと食べ応えを兼ね備えた一杯を求めて、連日多くのお客さんがお店に足を運んでいる模様です。

 お店自慢の濃厚豚骨魚介スープに、コク深い味噌とまろやかさを生む背脂、香ばしい香味油を加えた冬季限定仕様。ラインナップは全3品で、基本メニューの「味噌つけ麺」、香味油の代わりに特製ラー油がかかる「赤味噌つけ麺」、そして夏季限定メニュー「灼熱つけ麺」とのセルフコラボとなる「灼熱味噌つけ麺」の全3品がラインナップされています。

 中でも「灼熱味噌つけ麺」はかなり激辛との噂です。そこで今回は、「灼熱味噌つけ麺」にチャレンジ。果たしてどんな味わいを体感させてくれるのか、さっそく最寄りの『三田製麺所』にて実食に臨んでみたいと思います!

辛い!でも旨い! 尻上がり的に辛くなる「灼熱味噌つけ麺」


こちらが現物。「灼熱味噌つけ麺」1300円(税込)。麺の量は小盛(茹で前240g)〜大盛(同400g)まで無料、特盛(同800g)のみ+200円となります

 店外での食券購入から完成のコールがかかるまで、待つこと約10分。湯気が立つ麺の上にはもやしと細切りにんじんの茹で野菜が鎮座し、一方のつけ汁は味噌と魚介の芳醇な香りの中に辛さを予感させる、鋭利な“辣”の香りがほのかに混じっています。


灼熱ラー油、そして海苔の上に盛られた灼熱スパイスが辛さを演出

 麺を浸ける前に、まずはスープの味をチェック。表面に浮かぶ灼熱ラー油がレンゲの中に入らないように加減しながらスープをすくってペロリ。魚介の風味と、とんこつ系の旨み、味噌っ辛さを抑えた芳醇な旨みの後に、ヒリリと刺激的な辛味が猛ダッシュで追いついてきました。

 海苔の上に盛られた灼熱スパイスをスープに溶いていないこともあってか、辛味自体はほとんど気にはならず、むしろ食欲を刺激するアクセントに感じます。


お店オススメの「あつもり」でオーダー。茹で野菜(もやしと細切りのにんじん)がトッピングされています

 これならいい感じで食べ進められそうと、極太の麺と野菜を箸で取りつけ汁へ……。纏わせるように箸で返し、そのままずるずる。もちもちで温かな麺ともやしのしゃき感、ピリッとした辛味とコク旨なスープの味わいが一体となって、口の中を旨辛スペースに染め上げます。

 この勢いで、灼熱スパイスをスープに溶いて(溶くというか混ぜる)いただきます。じつはこちらの灼熱スパイス、夏の定番メニュー「灼熱つけ麺」でも使われているもので、公式サイトによると独自ブレンドの唐辛子(天鷹・ハバネロ・パプリカ)とのこと。また説明が前後しましたが灼熱ラー油も同メニューと同じものが使われていて、フライドガーリックの旨みが溶け込んだ“辛いやつ”なんだそうです。


灼熱味噌スープを満遍なく纏った麺は…ウマくて非常に辛い!

 より赤味が増し、赤い粉の姿も見えるスープがたっぷりとかかったところを、万が一の“ぶふぉっ(辛味によるむせっ返し)”を防ぐべく唇をきゅっと尖らせて一口。辛いけどウマい! 辛いんだけど、耐えられないほどではないレベルです。こんな感じなら“灼熱”に身構えることもなかったかなと、スープに入っている太めのメンマと角切りのチャーシューを合間に挟みつつ、麺をすすっていきます。

 順調かつ慎重に食べ進め、麺を半分ほど食べたところで、灼熱スパイスと灼熱ラー油がほぼ完全にスープに溶け込み、明らかに辛味が増しています。それに合わせて体にもに明らかな変化が出始め、鼻の下、額と耳の裏側を汗の玉がつーっと流れ落ち、口の周りもさほどひどくはないもののヒリヒリ状態に。


もやしの水っ気がありがたい!

 美味いんだけどやっぱり辛い! もやしの水っ気がありがたく感じるほどスープの濃度が上がり、食べ始めの余裕はどこへやら。麺もすするというよりは、辛味を感じないように空気を含ませずに食べていく感じになりました……。何とか麺と野菜、スープの具材と、形あるものを全て食べ切ったところでフィニッシュ。ハンカチは汗でぐっしょり、紙ナプキンも首にかけた幅広のヒモ部分を汗でしっとりと濡らしてしまいました。ごちそうさま!!

まとめ

 辛さへの耐性はそれなりにあるつもりでしたが…すいません、舐めてました。味噌つけ汁は濃厚豚骨魚介スープの旨みを活かしつつ、味噌のコクと美味しさが加わったハイレベルの味わいで、灼熱ラー油も存在を主張しつつスープの味を邪魔しない、いうなればちょうどよい辛さでした。

 ただ、やはり灼熱スパイスは、只者ではなかった。スープに溶いてからはそのポテンシャルを如何なく発揮し、最後までちゃんと食べ切ることはできたものの、食後しばらくしてから胃の中で大暴れ(嗚咽)。“灼熱”の名が伊達ではなかったことを、身というか内蔵をもって体感させられる羽目に……。空きっ腹で実食に臨んだのが裏目というか、辛い系ではそもそもやるべきではない大失敗なんですよね。大いに反省です。

 それでも、ベースの味噌つけ汁と極太麺の組み合わせ自体は文句なし。スープ割りはさすがに断念しましたが、美味しさをしっかり味わうことができました。辛さに自信がある方はぜひ「灼熱味噌つけ麺」で、至極の旨味と辛味を味
わってみてはいかがでしょうか。

 なお、辛味はちょっと…という方は無理することなく、基本の「味噌つけ麺
」か、灼熱には遠く及ばないマイルドな辛さの「赤味噌つけ麺」で、美味しいだけの時間を楽しんでみてください。筆者もリピート時は、間違いなくどちらかをチョイスする予定です(笑)。

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

灼熱味噌つけ麺

期間:2023年12月12日(火)〜 ※数量限定につき終売日未定
※「味噌つけ麺」「赤味噌つけ麺」は2024年2月末まで提供予定
販売:国内の『つけ麺専門店 三田製麺所』全店
https://mita-seimen.com/

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