小児病棟のクリスマス会で見た「魔法の力」 3歳娘の動かない腕をサンタさんが優しく撫でると...
2023年12月19日(火)11時57分 Jタウンネット
シリーズ読者投稿〜忘れられないクリスマス〜 投稿者:Mさん(東京都・50代女性)
25年前の12月、Mさんの幼い娘は喘息で入院していた。
クリスマスに点滴がとれたが、何故か腕が動かない。理由は分からないが、そのまま小児病棟でのクリスマス会に参加すると......。
<Mさんの体験談>
私の娘は3歳のクリスマスを、喘息で入院していた病院で迎えました。
前日まで左手の甲からしていた点滴が取れたにもかかわらず、なぜか左手を動かしません。まだ点滴をしているかのように肘を曲げ、脇腹のあたりにつけ、手首から先はだらんとさせていて......。
なぜか腕が動かなくて...
「どこか痛い?」と聞いても首を横に振る娘。「動かないのかな」と聞くと「うん」と答えます。
主治医も看護師さんも運動機能に問題はなさそうだと仰るので、可哀想ですがそのまま様子を見ることにしました。
その夜、小児病棟でクリスマス会が行われました。娘も参加し、クイズや歌で楽しい時間を過ごしていると、最後にカーテンの後ろからサンタさんが! 娘は目を見開いて、声も出せないほど驚いていました。
サンタさん登場に沸くホール。その前方に子供たちが集められ、ひとりずつプレゼントのおもちゃが手渡され、握手をしていきます。
娘の番も来て、差し出されたおもちゃを右手で受け取りました。でも、左手が動かず握手が出来ません。
すると、サンタさんが娘の左手の肘の下全体を優しく撫でたあと、包み込むように握手をして、娘に何かささやきました。
あの日から「サンタクロース」を信じてる
その直後、娘はそっと左手を動かし、優しい表情になったのです。
私のもとに戻ってからはいつも通りに手を動かし、なんだかニコニコしていました。
なんて言われたかは教えてくれませんでしたし、動かなかった理由も分からないままでしたが、サンタさんの魔法の力を見せてもらったと思っています。
そしてあの日から私は、「サンタクロースは本当にいるんだ」と信じています。
笑われてしまうかもしれませんね。......では、失礼いたします。
忘れられない「クリスマスの思い出」、聞かせて!
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)
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