スターバックスが「紙ストロー」廃止へ! 称賛の声が集まる裏で評価される“コンビニ”の存在

2024年12月21日(土)20時45分 All About

スターバックス コーヒー ジャパンは、現行の紙製ストローを、植物由来のバイオマスプラスチック製ストローに全面切り替えする予定だと発表した。このニュースに対して、SNSユーザーからは称賛の声が上がった。※サムネイル画像出典:スターバックス公式Webサイト

カフェチェーンの大手であるスターバックス コーヒー ジャパン(以下、スターバックス)は、これまで提供していた紙ストローを順次、バイオマス素材ストローに変更していくことを発表した。このニュースに対して、SNSユーザーからは称賛の声が上がっている。それと同時に、「あるコンビニ」の評価も急上昇しているようだ。

スタバが紙ストロー廃止

近年、飲食店業界では「SDGs」や「ESG」といった言葉が掲げられており、各社で環境に配慮した取り組みが行われている。スターバックスでも2020年より、プラスチック製から紙製のストローへ変更。
しかし一部のSNSユーザーからは「フラペチーノを飲むときとか絶対しなしなになっていた」「紙のストローは飲みにくいし」などの不満の声も上がっていた。
しかし今回、カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet(以下、PHBH)製のストローを取り入れることを発表。2025年1月から沖縄県の店舗32店舗で実験的に行われ、3月から全国の店舗へと拡大していく見込みだ。
PHBHは植物油を摂取した微生物が生成するポリマーを使用したプラスチック。このため自然界に存在する多くの微生物により生分解され、最終的には二酸化炭素と水になるとのこと。現在、スターバックスでもTO GO(持ち帰り)用のフォーク、ナイフ、マドラースプーン、ヨーグルト用スプーンに使用されている。
今回の発表を受けて、X(旧Twitter)では「紙ストロー」が日本トレンド1位を獲得。SNSユーザーからは「良かった良かった。
毎回プラストロー変更を伝えるのが手間だったし、何より味が変わるんだよね」「世論に屈してくれて感謝の涙止まらん」「紙ストローって飲んだときに口を付けた痕が残るのが…って思っていたのでちょっとうれしい」などのコメントが見られた。

ストローの交代で注目されたコンビニがある

またこのストローの交代のニュースで注目されたのがセブン‐イレブンだ。
実は同コンビニでは 2019 年から、アイスコーヒー、アイスカフェラテなどのストローにPHBH製のものを使用している。「セブン‐イレブンはだいぶ前から導入していたんだよね なんで他の店は追随しないのかずっと謎だったわ…」「セブン‐イレブンは紙ストローすぐにやめてバイオプラ製に切り替えたのは評価できる」などのコメントも散見された。
もともと「SDGs」「ESG」を率先して実施してきた企業、スターバックス。この方針転換が飲食店業界にどのような影響を与えるのか注目だ。
<参考>
スターバックス「植物などから生まれたバイオマス素材『生分解性バイオポリマー Green Planet』のストロー提供開始」
カネカ「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planetでなぜ世界が健康になるの?」
カネカ「カネカ生分解性ポリマーPHBH製セブンカフェ用ストロー 導入エリアを拡大」
コメントは原文ママ
(文:All About 編集部)

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