地球滅亡から救うためにやってきた火星人「ボリスカ少年」の予言とは?

2023年12月20日(水)16時0分 tocana



 かつて、火星の記憶を持つ少年として世界的に注目されていたロシア人の少年がいた。彼の名はボリス・キプリヤノビッチ、通称ボリスカ(ボリシカ)と呼ばれていた。1996年に公務員の父と医師の母との間に生まれた彼は、生後2週間ほどで首がすわり、数ヶ月で言葉を話し始め、2歳になると宇宙について語り始めた彼は、通っていた幼稚園でも驚異的な記憶力を持っていることで注目され、天才少年として広く知られることとなった。彼はのちに、多くの人々を衝撃を与えそして仰天させる内容を話し始めたのである。
 2009年前後に、彼はインタビューを受けておりその記録が残されている。曰く、彼はかつて火星の住人であったという。火星人は身長が約7フィート(2メートル)ほどあり、二酸化炭素を吸って生きており30歳ほどで老化が止まるのだ。火星ではたびたび戦争が繰り広げられており、荒野と化した後に火星の人々は地下で生活を送るようになった。文明は極めて発達しており、宇宙船によって時空間移動を行なうこともできたが、数千年前に核戦争によって事実上絶滅した。そして彼は、やがて人類も火星人と同じ運命をたどってしまうと警告をし、人類が核戦争で滅ぶことから救うために派遣された存在であると主張したのである。
 彼のこのような証言は、火星人の存在を示唆したことのほか、近年主張された火星地表において見いだされた核戦争の痕跡とつな がっている。だが、驚くべきはこれだけではない。火星人であった時の彼は、地球のインド洋に存在したとされる仮想の大陸「レムリア大陸」と結び盛んに貿易を行なっていたという。大陸の住民は、身長が平均9メートルほどの巨人であったが、地球で発生した大災害によって沈んだというのだ。レムリア大陸が沈んだのはおよそ80万年前ということであるが、この時期直径1キロメートルの小惑星が東南アジア周辺に衝突していた可能性が近年示唆されているのである。
 さらに、彼はエジプトにも言及している。ギザの大スフィンクスの中には人類の歴史に大変革をもたらす秘密が隠されており、スフィンクスの耳の後ろのロックを解除することでそれが可能とな るのだという。この発言は、かつてエドガ・ケイシーが説いた、スフィンクスの地下の秘密の部屋から過去の叡智が発見されるという予言に通じるものがある。しかも、スフィンクスの内部には謎の空っぽの空間が存在していることも、現在では判明している。
 彼の一連の発言は、火星、古代文明、幻の大陸、多くの部分に連結がなされ、なおかつのちの研究によりその有力性が示唆されるという驚異的なものである。しかしながら、ボリスカ少年はその家族を含めて現在消息不明となってしまってい る。無名となりひっそりと生活を送っていることを願っている人もいる が、中には政府によって消されたのではないかと陰謀論を説く人もいる。結果として、 彼の発言が聞かれなくなったことで徐々に脚光を浴びることが無くなったことは事実だろうが、多大な影響を世界に与えたことは間違いではない。
 一方で、彼は予言を外しているという事実もある。 2009年当時、彼は2011年と2013年に大洪水が発生し、少数の人間が生き残るほど全世界に影響を及ぼすと発言していたが、結果的に言われるようなレベルの災害は無かった。さらに、彼の発言するスフィンクスにおける大変革についても、その具体的な実践方法という肝腎な部分が彼の口からは明かされていないのである。
 現状、 一連の発言の真偽については消息不明であることも相まって、彼が本当にかつて火星人であったのか、単なる魅力的なストーリーテラーであったのか、それともその少年自体が壮大な演出で生み出された存在であるのかは、今もわかっていない。


【参考記事・文献】
火星戦争時代とレムリア滅亡から学ぶ! 来るべき日までにすべきこととは
元火星人と主張する天才少年、 エジプトのスフィンクスに地球の歴史を変える重要なトリガーがあ ると主張
STAR CHILD ‘I’m from Mars but was reborn on Earth – and these are my FOUR predictions for the future of humanity’


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】


【文 黒蠍けいすけ】

tocana

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