サンタさん、気を付けて! 小学2年生がクリスマスに仕掛けた「罠」が恐ろしすぎる
2021年12月24日(金)22時30分 Jタウンネット
今日はクリスマスイブ......良い子が眠っている間、サンタさんが枕元にプレゼントを置きにくる日である。
今頃あたたかい布団にくるまれて寝息をたてながら、彼の訪れを待っている子供たちもたくさんいるはずだ。
しかし、今から数十年前。一人の小学2年生はやってくるサンタにある「罠」を仕掛けたという。
2021年12月、こんなツイートが話題を呼んでいる。
「小2の時に寝る前に全てのドアと窓に紙片を挟んでおいて、翌朝確認したらリビングと子供部屋と両親の寝室のドアに挟んだ紙片だけ落ちていたので家族の所業だと判った」(ツイートより一部抜粋)
どうやらこの家では、プレゼントを置いて行ったのは「家族」だったらしい。
投稿者は、ツイッターユーザーのコンドリア水戸(@mitoconcon)さん。12月16日に呟かれたこの投稿には大きな反響があり、13万5000超の「いいね」、2万超のリツイートが集まっている(20日時点)。
Jタウンネット記者は20日、本人に当時のことを詳しく聞いた。
決定打は、玄関と窓
現在は40代となり、妻と5匹の猫たちといっしょに暮らしているというコンドリア水戸さん。自宅にクリスマスプレゼントを置いていく人物の正体を知るためにとったのは、次の方法だ。
寝る前に、家の中の全てのドアと窓に紙片を挟んでおく
↓
翌朝、紙片を確認する
↓
リビング、子供部屋、両親の寝室のドアに挟んだ紙片だけが落ちていた
↓
「両親が夜中に寝室から出てリビングを通り子供部屋に入ってきた」と判明
なんと鮮やかな手口......!
また、コンドリア水戸さんはこう補足する。
「落ちていた紙片で人が移動した経路を特定したのですが、家の中のドアはどちらかと言うと念のためで、玄関ドアと窓の紙片が落ちてなかった事から外からは誰も入ってきていないと判断して、両親であると結論づけました」
たしかに、煙突がない現代日本の家なら、サンタさんが外からプレゼントを運んでくるとしたら玄関か窓を使うはず。言われてみれば納得だが、小2で思いついて罠をはるとは、末恐ろしい。
そして、そこが開かれた形跡がないということは——サンタはもともと室内にいた人物である、という推理だ(サンタが突如室内に発生した、という可能性もあるぞ!)。
時代劇をヒントに
コンドリア水戸さんは、当時、どうやってこの調査方法を考案したのだろう。
「時代劇だったかと思いますが、扉にこよりを貼り付けて開けたら切れて侵入されたのがわかるような演出があり、これだ!と思いました」(コンドリア水戸さん)
侵入者を察知する忍者のような鋭さで、見事に「サンタの正体は両親」という真実にたどり着いたコンドリア水戸さん。どうしてそこまでして正体を知りたかったのか尋ねると、
「小2くらいだと信じる気持ちと疑う気持ちと両方あり、好奇心が高まりどうしても確認してみたくなりました」
と、回答した。
好奇心は猫をも殺す......正体を知って、がっかりしたのでは?
「サンタさんの連絡先と連絡方法をしつこく聞いても教えてもらえなかったのでかなり疑わしく思っており、わかったときは、ああやっぱりそうだったか!と思いました」(コンドリア水戸さん)
今年も、子供たちのためにプレゼントを用意し、彼らが眠るのを待っている全国のサンタさん。「侵入経路」には、くれぐれもお気をつけて。