ラーメン食べて、秋田犬を守ろう! 寄附もできる「ハチ公ラーメン」食べてみた

2018年12月26日(水)11時0分 Jタウンネット

世の中に幾多もの種類がある即席ラーメン。そのラインナップに2018年11月から、忠犬ハチ公をモデルにしたラーメンが新たに加わった。


秋田犬といえば、映画「ハチ公物語」で主人を待ち続けるハチ公が有名だ。最近では「2018年平昌オリンピック」の女子フィギュアスケートで金メダルを獲得したロシアのアリーナ・ザギトワ選手に秋田犬が贈呈され、話題になった。


しかし、近年ブリーダーの後継者不足や殺処分、血統の劣化などによって正統な秋田犬の数が減り続けているのだそうだ。今回のハチ公ラーメンは、「ONE FOR AKITAプロジェクト」の一環で発売されたもの。売り上げの一部が、秋田犬の保存・保護を目的としたこの事業に寄付される。


即席ラーメンを食べることが秋田犬の保存・保護に役立つとはなんともユニークだ。Jタウンネット編集部は早速ハチ公ラーメンを入手し、調理してみた。


「いいことをしながらもラーメンを楽しんでもらえたら」


いざ調理してみると、即席ラーメンとは思えないコシのある麺に秋田県産の比内地鶏でダシをとった醤油スープがよく絡む。とろっとしたスープは麺のみならず、ネギやもやしなどのあっさりした野菜とも相性がよさそうだ。


価格は1袋300円(税別)と少々高めの印象を受けるが、完成度の高さは即席ラーメンの域を出ているといっても過言ではない。この味が自宅で楽しめるのであれば、割安と思える完成度だ。これはぜひともリピートしたい。


Jタウンネット編集部が12月17日、「ハチ公ラーメン」を企画したツバサ(秋田市)の商品担当者に話を聞いたところ、


「(秋田犬ラーメンとするよりも)ハチ公ラーメンとした方が認知度の拡大が狙えるのでは」

と、有名なハチ公に焦点をあてた商品開発となったそうだ。


現在はJR秋田駅や秋田空港、都内アンテナショップ、インターネットでの販売となるが、「今後は東京だけにかぎらず、広く販売していけるようにしていきたい」とハチ公ラーメンの今後の展望を明かした。


秋田犬の保存・保護を目的したというと少々カタい印象も受けるが、


「とはいっても、パッケージを開ければラーメンですので、いいことをしながらもラーメンを楽しんでもらえたら。秋田の名物、日本の名物として、手に取ってもらい、これをきっかけとしてハチ公のことも知ってもらえたらと思います」

と、気軽にハチ公ラーメンに親しんでもらい、秋田犬やハチ公のことを知ってもらいたいという。


国内だけでなく国外からも注目され、日本の天然記念物ともなった秋田犬を救うためにも、ハチ公ラーメンの今後の展開が楽しみだ。

Jタウンネット

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