地震被災地の石川など北陸で明日3日(水)は雨 土砂災害の危険性高まる

2024年1月2日(火)16時15分 ウェザーニュース

2024/01/02 16:18 ウェザーニュース

令和6年能登半島地震で大きな被害が出ている北陸で明日3日(水)はまとまった雨が予想されます。強い揺れによって地盤が緩んでいる可能性があるため、土砂災害の発生に警戒が必要です。

夕方以降は一時的に雨が強まる可能性

西から低気圧や気圧の谷が近づく影響で、北陸地方は今夜遅くから雨が降りやすくなってきます。
最大震度7を観測した志賀町や大きな被害が目立つ輪島市などは明日一日を通して、断続的に雨が降る見込みです。午後にかけては新潟県や富山県などそのほかのエリアにも雨雲が広がって、夕方から夜にかけては一時的に雨が強まる可能性があります。
1日(月)16時10分の地震で強い揺れに見舞われた石川県、新潟県、富山県、福井県の市町村に関して、気象庁は大雨警報や土砂災害警戒情報の発表基準を引き下げました。
今回の雨量は多い所で50mm前後に達する予想で、通常では災害が起きるような雨ではありません。しかし、地震の揺れによって地盤が不安定になっているため、これくらいの雨で土砂災害が発生するおそれがあります。避難や復旧作業等を行う際、雨が降りだしたら急な斜面など危険な所に近づかないようにしてください。

7日(日)〜8日(月)は雪になる予想

明後日4日(木)の午後以降は一旦、天気が回復するものの、5日(金)になると次の気圧の谷が進んでくるため、再び雨となる見込みです。
7日(日)から8日(月)にかけては冬型の気圧配置になり、北陸の上空1500m付近には平地で雪を降らせる目安の−6℃以下の寒気が流れ込んできます。雨ではなく雪の降る所が多くなり、寒さが厳しくなる予想です。避難をしている方はできるだけ暖をとれるような対策が必要です。
その後も気圧の谷や寒気の影響を受けやすいため、雨や雪が降りやすい天気が続きます。家屋のダメージが大きく、避難が長引くことも考えられますので、できる範囲で体調を崩さないように注意が必要です。

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