インフルエンザ流行シーズン 先週の患者報告数は昨年より大幅増

2023年1月4日(水)17時30分 ウェザーニュース

2023/01/04 17:04 ウェザーニュース

1月4日(水)、厚生労働省は2022年12月19日〜25日のインフルエンザ発生状況を発表しました。
この1週間における定点医療機関からの報告数は「6103人」でした。2021年の同時期は「49人」であったことから、100倍以上となっています。

今季はインフルエンザ流行シーズン入り

今回の期間でインフルエンザ患者数が増加し、定点当たりの報告数が1.24と、流行開始の目安としている1.00を上回ったことから、2022年12月28日にインフルエンザの流行シーズンに入ったと、厚生労働省から発表がありました。新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念されます。
ただ、これでも新型コロナウイルスの流行前シーズン(2019年〜2020年)の同時期と比較すると、患者数は10分の1以下にとどまっている状況です。その理由は、国外との往来の減少や受診者の減少など複数あると考えられています。また、多くの方が日常的にマスクを着用し、手洗いや消毒を行う習慣がついたことも、2019年〜2020年シーズンとの差に繋がっているのかもしれません。

感染予防として効果的な手の洗い方

これからは学校の冬休みが明け、多くの方が日常の生活に戻るようになります。引き続き、マスクの着用やこまめな手洗いを継続して、感染予防に努めましょう。
過去にウェザーニュースが医師に伺った、効果的な手洗い方法をご紹介します。
1、両手を水で洗う
2、石鹸を手に取って泡を作る
3、手のひらを洗う
4、指の間も洗う
5、手の外側も洗う
6、指の先、爪も洗う
7、親指のつけ根を洗う
8、最後に手首を洗い、水ですすぐ

石けんやハンドソープを使うと、手の表面の皮脂に付着しているウイルスも洗い落とせます。手洗い前の手にウイルスが100万個付着していたとすると、1分間の手洗いで数十個(約0.001%)に減らせることになります。ここまですれば、食事前やトイレの後は流水で15秒の手洗いで十分です。

参考資料など

厚生労働省HPより

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