ラニーニャ 春にかけて続く可能性

2018年1月11日(木)16時28分 tenki.jp

11日(木)、気象庁はエルニーニョ監視速報を発表。ラニーニャ現象が続いているとみられ、今後、春にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高い見込みです。

12月の実況

11日(木)、気象庁はエルニーニョ監視速報を発表しました。12 月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準より低い値で基準値との差は-1.2度でした。太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高く、中部から東部にかけて平年より低くなりました。海洋表層の水温は、西部で平年より高く、中部から東部にかけて平年より低くなりました。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発でした。このような海洋と大気の状態はラニーニャ現象時の特徴を示しており、ラニーニャ現象が続いているとみられます。

今後の見通し

太平洋赤道域の中部から東部にかけて見られる海洋表層の冷水は今後東進して、東部の海面水温が平年より低い傾向をしばらくの間は維持すると考えられます。エルニーニョ予測モデルは、エルニーニョ監視海域の海面水温が冬の間は基準値より低い値で、春には基準値より低いか基準値に近い値で推移すると予測しています。今後、春にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高い見込みです。

【定義】
気象庁では、エルニーニョ監視海域の海面水温の 基準値との差の 5か月移動平均値が6か月以上続けて +0.5度以上となった場合を「エルニーニョ現象」、−0.5度以下となった場合を「ラニーニャ現象」と定義しています。

tenki.jp

「気象庁」をもっと詳しく

「気象庁」のニュース

「気象庁」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ