東京23区は積雪の影響ほぼない見込み 昼間は冷たい雨、運転は要注意

2021年1月11日(月)21時30分 ウェザーニュース

2021/01/11 21:28 ウェザーニュース

12日(火)は未明から夕方にかけて、関東や関西など広範囲で雪や雨が降る予想です。
東京都心では積雪等による影響はほとんどない見通しですが、内陸ではまとまった雪となる可能性があるため注意が必要です。

関東は未明と昼に降水あり 東京は初雪の可能性

現時点では、関東の上空約1500mには−3℃以下の寒気が留まっていて、降水があれば雪となるような状況となっています。
関東南部では、沖合で発生する低気圧の影響で未明から雪や雨が降り、明け方までは気温が低い影響で降水があれば雪となる可能性が高く、東京でも初雪となる可能性があります。
ウェザーニュースの予測では、東京23区では雪が降ったとしても道路に積もるほどではなく、社会的な影響はほとんどないとみています。
一方、同じ関東でも千葉県や茨城県など東側の地域や、西部の山沿いではしっかりと雪の降るところがあるため、朝は積雪や路面凍結によるスリップ事故等に警戒が必要です。

別の低気圧が西から接近 昼間は冷たい雨

12日(火)9時の降水の予想

関東沖の低気圧とは別の、今夜九州の南で発生して明日朝に紀伊半島沖に進む低気圧の方が降水の範囲は広く、西日本から東日本の広範囲に雪や雨を降らせる見込みです。
大阪や名古屋などの市街地でも一時的に雪の降る可能性があり、西日本や東日本の内陸の地域では積雪となるところがあります。雪や雨の降る時間は数時間程度と予想されますが、場合によっては大雪となる可能性もあるため注意が必要です。特に、紀伊山地や岐阜、甲信では本降りの雪となり、積雪が急増するおそれがあるため十分注意してください。

関東南部では、明け方の降水がやんだあと、昼間に再び降水が予想されています。ただし、寒気が弱まる影響で市街地では雪ではなく雨になる可能性が高いとみています。一時的に雨に雪の混じる可能性があるものの、朝と同様に、東京23区では道路への積雪の可能性は低いとみられます。
とはいえ雪になれない地域では、少しの降雪でもスリップ事故や転倒によるけが等が発生しやすくなります。見るからに危険を感じるほどの積雪でない場合でも、油断をせずに慎重に行動する用にしてください。ノーマルタイヤでの運転は行わないでください。

昼間の最高気温は今季最低となる可能性

明日の予想気温

雪となる所はもちろん、雨となる所でも非常に冷たい雨で、昼間でもほとんど気温が上がらず凍える寒さとなります。
東京の予想最高気温は5℃で、先週8日(金)の最高気温6.5℃を下回って、今冬最も低い最高気温となる可能性があります。
北風と降水のせいで体に染み入るような極寒になります。外出をされる場合は雪対策だけでなく寒さ対策も万全にしてください。

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