28日(土) 山陰から北陸を中心に大雪 列車運休など影響 太平洋側は晴れても極寒
2023年1月28日(土)8時16分 tenki.jp
きょう28日は、山陰から北陸を中心に大雪に警戒を。列車の運休が決まっている路線もあり、交通への影響が大きくなりそう。晴れる太平洋側も厳しい寒さ。
山陰から北陸 積雪急増も
きょう28日は冬型の気圧配置となり、上空には強い寒気が流れ込むでしょう。西日本や東日本では、上空1500メートル付近でマイナス9℃以下(マイナス6℃:平地で降れば雪になる目安)の寒気が南下。さらに上空5000メートル付近ではマイナス30℃以下と、雪雲が発達しやすい条件となります。
日本海側は広い範囲で雪が降り、特に山陰から北陸では発達した雪雲が次々と流れ込むでしょう。山陰や近畿北部は昼頃にかけてが大雪のピークですが、北陸は夜から再び雪の降り方が強まりそうです。短時間に急に積雪が増える所もあるでしょう。すでに列車の運休が決まっている路線もあり、外出の予定がある方は最新の情報を確認してください。また積雪や凍結によって、路面の状況が悪くなっています。迂回や別の交通手段なども検討すると良いでしょう。
29日(日)6時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で、東北の日本海側や近畿北部・中部で70センチ、北陸で60センチなどとなっています。
太平洋側は晴れる所が多く、空気の乾いた状態が続きそうです。雪が降るのは山沿いが中心ですが、山陽や近畿中部と南部、東北の太平洋側など、平野部でも雪雲の流れ込む所があるでしょう。沖縄は雲に覆われて、所々で雨が降りそうです。
真冬の寒さ 続く
28日の最高気温は、きのう27日と同じくらいか低い所が多いでしょう。
九州から東海は5℃前後、関東は8℃くらいの所が多いでしょう。北陸と東北は1℃から2℃くらいの予想です。日差しが届く所でも気温はあまり上がりません。北海道はマイナス5℃からマイナス3℃くらいの所が多く、凍てつく寒さでしょう。
きょうは気温が低いうえに、冷たい季節風が吹きつけます。実際の気温よりも寒く感じられるため、風を通しにくいアウターを選ぶなど、寒さ対策を万全にしてください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。