再び冬の嵐 東北大荒れ 続いて立春寒波も

2019年1月31日(木)16時32分 tenki.jp

この冬は、短い周期で冬型の気圧配置が強まったり弱まったりを繰り返しているのが特徴です。この先も早いサイクルで天気が変化し、たびたび暴風も吹き荒れます。東北地方は今週、秋田県内で記録的な風を観測しましたが、2月スタートのあす1日(金)も再び暴風や猛吹雪に警戒が必要です。また、東北上空には今季一番強い寒気が流れ込む可能性があり、寒さも厳しくなるでしょう。真冬日の地点が多くなってしまいそうです。

今夜から 猛吹雪や暴風のおそれ

現在、東北地方は西寄りの風が強まってきていて、冷たい空気に入れ替わってきています。31日夜以降は再び冬型の気圧配置へと変化し、2月スタートの1日(金)は日本海側を中心にふぶき、広い範囲で暴風となりそうです。特に青森県の三八上北や、岩手県の沿岸北部では暴風が吹き荒れる可能性が高くなっています。
低気圧は北海道の東と本州の東の海上で発達するため、冬型の気圧配置が強まって、東北北部の上空1500㍍付近にはマイナス15度以下の寒気が流れ込んでくるでしょう。今季一番の寒気が秋田上空でマイナス14.4度(12月28日)でしたから、年末の寒気に匹敵するか、それ以上の強さとなるかもしれません。このため、雪雲が発達し、降り方の強まる所が多いでしょう。西寄りの風が強く吹いて、ふぶく時間が長くなりそうです。

あすは広く真冬日 風も強まり凍える寒さ

日中もほとんど気温は上がらず、厳しい寒さとなるでしょう。東北北部の広い範囲で、日中も氷点下のまま経過し、真冬日となる所が多い予想です。青森市は最高気温が氷点下3度、秋田市が氷点下1度、岩手県盛岡市が氷点下2度という凍える寒さです。風も強く吹いて、寒さに拍車をかけそうです。日中でも、路面の凍結や、水道管の凍結にも十分な注意が必要です。

次は立春寒波か その後もたびたび強い寒気

天気の変化が早く、3日(日)節分には、日本海からさっそく次の低気圧や前線が近づきます。天気は下り坂となりますが、気温は高めのため、夜には広く雨が降るでしょう。
4日(月)立春は再び冬型の気圧配置が強まって、立春寒波がやってきそうです。日本海側はまた大雪や猛吹雪、着雪、雷、海上中心に高波などに注意・警戒が必要となります。
少なくとも2月半ば頃にかけては、冬型の気圧配置が強まる日が多く、この先も繰り返しで厳しい寒さがやってきそうです。

tenki.jp

「嵐」をもっと詳しく

タグ

「嵐」のニュース

「嵐」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ