青森で味わう「十和田バラ焼きランチ」はボリューム満点…ご飯がどんどん進みます

2025年2月7日(金)9時25分 読売新聞

ボリューム満点の「十和田バラ焼きランチ」。自分で焼いて食べるのも楽しい

 青森のご当地グルメの一つ「十和田バラ焼き」。牛バラ肉と大量のタマネギをしょうゆベースの甘辛いタレで味付けし、鉄板で焼くのが基本で、十和田市内に提供する店が多くある。市中心部にある「司 十和田バラ焼き大衆食堂」を訪ねた。

 バラ焼きは昔からこの地域で親しまれてきた料理で、街おこし団体「十和田バラ焼きゼミナール」がご当地グルメとして普及を図ってきた。「司」は同団体のアンテナショップだ。

軟らかい肉にタレがよく絡まる

 昼時に人気の「十和田バラ焼きランチ」(牛1500円)を頼んだ。鉄板には150グラムのタマネギと特製のタレ、その中央に100グラムの肉が高く盛りつけられており、テーブルのコンロで各自焼くスタイル。店では「タワー焼き」と呼ぶ。最初は肉は崩さず、タマネギを動かしながら焼く。肉を焼きすぎると硬くなってしまうためだ。タレの甘い香りが漂い、食欲をそそられる。タマネギがしんなりとしてきたら肉を崩し、最後に強火で水分を飛ばしたら完成だ。

 軟らかい肉にタレがよく絡まり、ご飯がどんどん進む。タマネギは焼くことで甘みが引き出され、ボリュームも満点だ。ランチはご飯のおかわりが無料のため、多くの男性客はおかわりするという。店長の波多遊さん(41)は「肉とタマネギ、タレが融合した時のおいしさを味わってほしい」と言う。ランチにはサラダやナガイモなどの副菜も付く。

こちらもオススメ…十和田産にんにくのオイル焼き

 同市はニンニクの収穫量が日本一。サイドメニューの「十和田産にんにくのオイル焼き」(550円)も食べてみた。丸ごとオイルで焼いて味わうもので、甘くて食べやすく、女性からも人気という。

 市内には十和田湖など魅力ある場所が多い。波多さんは「バラ焼きを食べに十和田に来てもらい、市内を楽しんでほしい」と語った。

 ※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。

 国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。

司 十和田バラ焼き大衆食堂

 青森県十和田市稲生町15の41

 午前11時〜午後2時半、午後5時半〜10時半(ラストオーダーはそれぞれ30分前)。月曜定休(休日の場合は火曜)、日曜はランチのみ。

 詳しくはウェブサイトで。

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