来週も全国的に厳しい寒さ続く 月末からは一転して春の気配 1か月予報

2022年2月17日(木)17時42分 tenki.jp

きょう17日発表された最新の1か月予報によると、来週は厳しい寒さが続きますが、月末からは全国的に高温傾向の予想です。花粉の飛散が多くなりそうで、対策が必要となるでしょう。

来週は冬の寒さ続く 月末以降は春の気配も

気象庁はきょう(17日)、最新の1か月予報を発表しました。それによりますと、この先は、気温の変動が大きくなりそうです。来週にかけて、大陸の高気圧(シベリア高気圧)が南東に張り出し、全国的に西高東低の冬型の気圧配置が強まる予想です。日本付近には寒気が流れ込みやすく、冬の寒さが続くでしょう。
ただ、その後、シベリア高気圧は勢力を弱める予想で、冬型の気圧配置が弱く、気温は全国的に平年より高くなるでしょう。月末以降は、春を思わせるような気温となる日もありそうです。
これから本格的なスギ花粉のシーズンを迎えます。気温が高くなると、開花が進み、花粉の飛ぶ量が多くなります。九州では全域で飛散が始まっていて、東京でも、15日に飛散を開始したと発表がありました。この先、広島や高松は2月中旬までに、大阪や名古屋、仙台などでは2月下旬には飛散開始となりそうです。
本格的な花粉シーズンを迎える前に対策を進めておくと良いでしょう。「花粉飛散予測」も参考にし、対策をなさってください。

1週目(2月19日〜25日)

2月19日は二十四節気の「雨水」です。「気温が上がり、雪やあられとして降っていたものが雨になって降るようになるころ」とされていますが、暦通りとはいかず、来週は厳しい寒さが続きそうです。大陸のシベリア高気圧が強く、日本付近は冬型の気圧配置が強まるでしょう。寒気が流れ込みやすく、気温は全国的に低い予想です。
天候は、日本海側の地域では寒気の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雪・雨の日が多いでしょう。一方、太平洋側の地域は、低気圧や前線の影響を受けやすいため、平年よりも晴れの日が少ない予想です。沖縄・奄美は、前線や湿った空気の影響で、平年よりも曇りや雨の日が多くなりそうです。

2週目(2月26日〜3月4日)

月末以降は、気温の傾向がガラリと変わります。冬型の気圧配置が弱く、大陸からの寒気が弱い予想で、気温は全国的に平年よりも高いでしょう。日中は春を思わせるような暖かさとなって、東日本や西日本では15度を上回るような日もありそうです。また、北海道には「高温に関する早期天候情報」が発表されていて、25日ごろからは平年よりかなり高くなる可能性があります。
ただ、日中は暖かくても、朝や夜は気温はまだ低い時期です。服装で上手に調節して、体調を崩さないように注意してください。
天候は、冬型の気圧配置が弱い予想のため、日本海側では平年に比べ、曇りや雪・雨の日が少ないでしょう。太平洋側では低気圧や前線の影響を受けやすく、平年よりも晴れの日が少なくなりそうです。一方、沖縄・奄美は、高気圧に覆われやすいため、平年に比べて曇りや雨の日が少ない予想です。

3〜4週目(3月5日〜18日)

3月上旬以降も、日本付近は冬型の気圧配置となりにくい予想です。気温は、北日本では平年より高く、東日本は平年並みか高いでしょう。西日本と沖縄・奄美は、平年並みとなりそうです。
天候は、北日本は高気圧に覆われやすいため、北日本日本海側は平年よりも曇りや雪・雨の日が少なく、北日本太平洋側は平年より晴れる日が多いでしょう。一方、東日本・西日本では平年並みの予想で、日本海側は曇りや雨・雪の日が多く、太平洋側は晴れの日が多くなりそうです。沖縄・奄美は、天気が数日の周期で変わり、平年と同様、曇りや雨の日が多い予想です。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部地方
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

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