気象庁3か月予報 暖かな春の到来 沖縄・奄美は梅雨時期の雨量に注意

2024年2月20日(火)14時45分 ウェザーニュース

2024/02/20 14:42 ウェザーニュース

今日2月20日(火)、気象庁は3月から5月の3か月予報を発表しました。
春も暖かな空気に覆われやすく、東北から九州の気温は平年並みか高くなる予想です。降水量は、沖縄・奄美で平年並みか多くなる可能性があります。

季節の進みは西ほど早い

向こう3か月の気温

春も地球温暖化やエルニーニョ現象などの影響で、地球全体の温度がかなり高い状態が続きます。海面水温は太平洋赤道域の中部とインド洋熱帯域で高く、フィリピン付近では晴れて積乱雲の発生が少ない見通しです。
日本付近は向こう3か月も暖かい空気に覆われるため、平均気温は東北から九州で平年並みか高く、沖縄・奄美では平年より高い予想です。月別に見ると、3月は全国的に平年並みの予想ですが、4月には西から高くなり、5月になると東日本も平年より高くなる傾向にあります。季節の進みは西ほど平年より早いと言えそうです。
北日本では2月中旬の記録的な暖かさで融雪が進んだ一方、2月下旬は冬に逆戻りして再び雪が増える可能性があります。春の雪どけは平年並みになる見込みですが、路面状態の変化や高所からの落雪、山沿いでは雪崩の発生などに注意してください。

西日本〜北日本は春らしく天気が周期変化

向こう3か月の降水量

上空の偏西風が平年よりもやや南を流れるため、湿った空気の流れ込みは沖縄・奄美が中心になるとみられます。沖縄・奄美は平年の梅雨入り時期である5月を中心に前線や湿った空気の影響を受けやすく、この先3か月の降水量は平年並みか平年より多くなる見通しです。梅雨時期の雨の降り方に注意が必要です。
一方、西日本から北日本の降水量は平年並みの予想になっています。3月までは北日本の日本海側で平年と同様に曇りや雪・雨の日が多く、その後は各地で春らしく天気が周期変化する予想です。

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