海水浴場では「旗」でも伝達へ 津波予想時の周知

2020年2月21日(金)16時50分 ウェザーニュース


2020/02/21 17:02 ウェザーニュース

気象庁は21日(金)、津波警報など津波が予想される際の伝達手段のひとつとして、海水浴場などでは「旗」を用いるという有識者検討会の検討結果を公表しました。
この検討会は昨年10月から開催され、聴覚障がい者などへの的確な伝達手段を検討してきたものです。
これまでも旗を用いて伝達する手段は一部の自治体でも行われていましたが、今回、統一することで全国的な普及を図っていく方針です。

赤と白の格子模様で危険を伝達

報告書では海水浴場などで津波の危険性を伝達することが望ましい旗として、赤と白の格子模様としました(図)。
このデザインは、すでに国際信号旗である「U旗」として使われているもので、視認性や外国人への配慮の観点から決めたとのことです。
また、津波注意報、津波警報、大津波警報の区別はなく、同じ旗で行われます。

順次整備される予定

今回の報告を受けて気象庁では定めた旗による伝達について周知・普及するとしています。
また、これまで別の旗で津波警報などの伝達を行ってきた自治体については移行期間を設ける予定で、赤白の格子模様は順次整備されていくとみられます。
海岸で強い揺れを感じた場合は海から離れることを基本に、旗による周知があった場合は、津波の危険性がより高いと考えてすぐに退避行動をとるようにしてください。


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