関西 来週は冬の空気から春の空気へ 季節前進もスギ花粉が大量に飛ぶ恐れ
2023年2月25日(土)13時36分 tenki.jp
関西では、この先は暖かい日が多くなり、本格的にスギ花粉が飛ぶ見込みです。特に、28日(火)から1日(水)ごろは、大量に飛散する恐れがあります。花粉症の方は、マスクや眼鏡を使うなど万全の対策を心がけましょう。
寒さは和らぎ季節は順調に前へ スギ花粉の飛散がピークを迎える所も
関西では、向こう一週間は数日の周期で天気が変わるでしょう。あす26日(日)までは、北部を中心に雲が広がりやすい所はありますが、27日(月)と28日(火)は全般に晴れる見込みです。3月1日(水)の午後は広い範囲で天気が崩れるものの、その後は晴れる日が多いでしょう。
あすにかけては厳しい寒さですが、月曜日以降は次第に和らぎ、気温は平年並みか平年より高くなる見込みです。火曜日は各地でスギ花粉が多く飛び、非常に多く飛ぶ所もあるでしょう。水曜日は南よりの風が吹き、午前中を中心に大量の花粉が飛ぶ恐れがあります。寒さは一段落となりますが、花粉はこれからが本番となりそうです。
外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
①メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
②マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。