「彼はアメリカを軽視した」トランプ氏、ゼレンスキー氏へ「和平を受け入れる準備できていない」と声明
2025年3月3日(月)20時15分 All About
アメリカのドナルド・トランプ大統領は2月28日(日本時間3月1日)、自身のSNSを更新。直前に行われたウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談を終え、声明を発表しました。(サムネイル画像出典:Jonah Elkowitz / Shutterstock.com)
激しい口論となった首脳会談
同日、ホワイトハウスの大統領執務室で行われた、ウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談。冒頭の1時間程は報道陣にも公開されました。和やかな雰囲気で進められていた会談は、ゼレンスキー大統領がバンス副大統領にアメリカのロシアに対する外交姿勢について疑問を呈したことで空気が一転。トランプ大統領とも激しい口論となり、会談後に予定されていた共同記者会見などは、すべて中止となりました。トランプ大統領は、アメリカのSNS「Truth Social」を更新し、その内容を自身のX(旧Twitter)にも投稿。「本日、ホワイトハウスで非常に有意義な会談が行われました。このような激しい攻撃とプレッシャーの下で会話をしなければ決して理解できない多くのことを学びました。感情を通して出てくるものは驚くべきものです」と切り出しました。
「彼は和平を受け入れる準備ができていない」
さらにゼレンスキー大統領について、「和平を受け入れる準備ができていないと判断しました」とし、その理由を「ゼレンスキー大統領は、アメリカが関与すれば交渉で大きなアドバンテージが得られると感じているため」と指摘。さらに、「私が望むのはアドバンテージではなく、和平です。彼は、アメリカ合衆国の大切な大統領執務室でアメリカを軽蔑しました。和平を受け入れる準備ができたら戻ってきてください」と締めくくりました。(文:福島 ゆき)