明日は西日本太平洋側で強雨 関東甲信山沿いや東北は雪の所も

2024年3月4日(月)16時0分 ウェザーニュース

2024/03/04 16:00 ウェザーニュース

九州では今日4日(月)の夜遅くから雨が降り出し、明日5日(火)は西日本の各地から東日本へと雨や雪の範囲が拡大します。九州南部や四国の太平洋側は強雨に注意が必要です。

九州南部は局地的に激しい雨のおそれ

西から近づく前線の影響で、九州は今夜遅くに雨が降り出します。明日の朝には西日本の広い範囲で雨になる見込みです。
前線に向かって暖かく湿った空気が強く流れ込むため雨雲が発達し、九州南部や四国太平洋側、近畿南部では局地的に雨が強まります。
特に種子島・屋久島から鹿児島県にかけては活発な雨雲が通過して、1時間に30〜50mmの激しい雨の降るおそれがあり、道路冠水や土砂災害などに注意が必要です。

関東は明後日朝が雨のピークか

前線上に低気圧が発生して東に進むため午後は東日本でも次第に雨や雪となり、関東も夕方の帰宅時間帯には傘の出番になります。夜の遅い時間ほど本降りの雨となって、沿岸部では次第に風も強まる見込みです。
低気圧は明後日6日(水)の朝に関東の沖を通過する予想となっています。低気圧の動き次第で関東では明後日朝の通勤・通学時間帯と雨のピークが重なる可能性がありますので、最新の気象情報を確認の上、少し余裕を持って準備をすると良さそうです。
低気圧が離れた後も西日本、東日本はすっきり天気が回復とはいかず、明後日の午後も雨が降りやすくなります。

関東甲信山沿いや東北南部は大雪に注意

今回の南岸低気圧は寒気がそれほど強くないため、関東の平野部は雪にならない見通しです。一方で、標高の高い山沿いでは湿った雪が強く降って、積雪が急増するおそれがあります。
6日(水)夜までの積雪増加量は関東甲信の山沿いで10〜30cm、標高の高い山間部では30cmを上回る予想です。東北は平地でも雪になる所が多く、福島県内では10cm以上、宮城県内の仙台平野でも5〜10cmの積雪となる可能性があります。
積雪の急増による路面状況の悪化や山間部での雪崩、着雪による停電などに注意が必要です。

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