4月の野菜予報 どんどん値下がりする野菜も?

2025年4月1日(火)10時0分 ウェザーニュース

2025/04/01 09:58 ウェザーニュース

3月は冬のような寒さと夏を思わせる高温が繰り返され、服装や体調に気を使った人も多いのではないでしょうか。野菜の生育や価格は天気の影響を受けやすいものですが、4月はどうなるのでしょうか。
スーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)の秋葉弘道社長によると、「基本的に大丈夫。しばらくは高値が解消されると思ってもよい」とのこと。詳しく教えていただきましょう。

4月にお買い得な野菜は?

春の野菜は基本的に加温しないで外気温で育てるのですが、このところの暖かさや陽射しで順調だといいます。
「キャベツはこの後しばらく下がっていき、4月は基本的に安めになります。産地で25℃くらいまで、30℃など高温にでもならない限り大丈夫でしょう。1玉で100円台半ば、うまくいけば100円台前半になるかもしれません。
ダイコン、ニンジンも高かったのが安くなります。4月は平年並みに下がります。
ブロッコリーは、冬の寒さで遅れていた分が一杯出ているので、4月は基本的に安いでしょう。ただ、産地で春らしい陽気が続けばいいのですが、30℃など夏のような暑さになってしまうと怖い。一気に出て一気に終わってしまう可能性もあります」(秋葉社長)

「タマネギはどんどん下がります。北海道産はちょっと高めですが、新タマネギは下がっています。寒波の影響で静岡産の生育が遅れるなどして高かったのですが、3月の分が今一気に出てきて、ここからさらに下がるでしょう。
葉物野菜はしばらくよいでしょう。ホウレンソウやコマツナなど皆買いやすい値段が続きます。
レタスもしばらくは安さが続きますが、後半は上がってきます。今は関東産に、香川や九州などの西の産地のものも重なっているため安いのですが、これが終わってしまうからです。GW需要もあり、値上がりするでしょう」(秋葉社長)

4月に高値が心配な野菜は?

4月は買い求めやすくなる野菜が多いなか、心配なのがジャガイモです。
「ジャガイモは、今は北海道がよくない。そして、鹿児島などのジャガイモが例年より3〜4割高いです。新ジャガも高めです。ただ、4月後半からは産地が増えてくるので、平年並みに下がってきます」(秋葉社長)

旬の春野菜やイチゴは?

山菜など、春に楽しみな野菜などはどうでしょうか。
「ウドやフキなどは、寒波の影響による遅れもあって少し心配です。こういった山菜は、冬の寒さの後春に雪が溶けて出てくるものです。春らしい天気ならいいですが、急に夏のようになるとよくないです。
タケノコも遅れていましたが、4月の半ばくらいがピークに。今年は裏年なのでそんなに安くはなりませんが、おいしくてお買い得になります。
イチゴは4月前半が一番の旬で、種類もたくさん出ていて、値段もよいタイミングです。後は気温次第ですが、暑い日が続いてしまうと心配です」(秋葉社長)
春の旬の野菜を味わうためにも、春らしい日々が続くことを願いたいですね。
取材協力
スーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)

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