外国人の迷惑系インフルエンサーが日本を荒らす 「桜で懸垂」動画が拡散、模倣犯も現れて好き放題
2025年4月11日(金)18時30分 J-CASTニュース
近年、日本において外国人配信者による問題行動が相次いでいる。なかでも最近話題となっているのが、桜の木に対する行動だ。
ある外国人配信者が、2025年4月3日までに映像をSNSにアップした。場所は日本の公園。彼はおもむろに花満開の桜の木にぶらさがり、懸垂や回転をし始めたのである。枝は彼の体重で折れそうなほどにしなり、たくさんの花びらが散っているのがわかる。
ゲーム配信で日本人にも知られた存在
この人物は、動画プラットフォームTwitchを中心に「あつまれ どうぶつの森」などのゲーム実況で有名な人気インフルエンサー。日本人にも知られた存在だった。
さらには同行者と思われる男たちも、同じように逆上がりのような動きを行っていた。
その後、彼は自身のX上で問題行動をわびたが、5日になってから日本でもこの動画が拡散され、多数の非難を浴びることになった。
桜の木にぶらさがるのは日本人にとってマナー違反であり、もし枝を折ってしまう事態になれば、器物損壊罪に問われることもある。
さまざまな指摘を受け、彼は7日にXを更新。「友人から状況の深刻さを知らされ、私はすぐに投稿を削除し、自分の行動を後悔しました」とし、自らのフォロワーに自分を非難する人たちを攻撃しないよう告げた。
加えて「今回のことを通して、人々が私のした行いから学んでくれることを願っています。そして、日本に行くことがあれば、日本の桜、文化、財産に気配りをしてください。桜の木で懸垂をしたことを謝罪します」と改めて反省の弁を述べた。
日本で問題行動を起こすことを公言
だが、本当の問題はここからだ。この行動をまねる外国人配信者がでているのである。
この「模倣犯」は前出の人気配信者のファンだと自称し、「キミ(人気配信者)がいなかったらできなかったよ!」と、桜の木で懸垂、宙返りをするショート動画をアップしている。
ほかの動画を確認すると、かねてよりアジア圏各地で女性をナンパしたり、デートの一部始終をアップしたりと、数々の問題行動を起こしていることがわかる。
そのうえ以前から、日本で問題行動を起こすことを公言していた。SNS上でその言動を批判されると、「日本と言っただけで何百万人もの人が見てくれるぜ」と開き直っている。つまり今回の行動も、予定どおりというわけである。
外国での迷惑行為は「やったもん勝ち」
こうした外国人の迷惑配信者が続出するのはなぜか。
まず配信者の収益は、再生数に左右される。大半の配信プラットフォームでは再生・クリック数が多い、話題の動画がおすすめされることが多い。
そのため、過激で下品な行動をとって炎上すれば、手っ取り早くバズることができる。注目されれば何でもいいのだ。
さらに迷惑系の人々が自国ではなく他国、とくに比較的治安のいいアジアの国々をターゲットにしているのは、街中で過激な行動をとっても致命的な反撃をされることも少ない。さらに、迷惑行為に対する刑罰も軽く、せいぜい国外退去で済む。
つまり、彼らにとっては「やったもん勝ち」の状況なのだ。
こうした迷惑系配信者の周りには、同類の仲間が多数存在しており、グループを組んでいる場合もある。またそれを支える視聴者も、その言動を武勇伝としてたたえるため、迷惑行為はエスカレートの一途をたどりつつある。
インバウンド需要が増加している「おもてなし」の国・日本。大阪・関西万博などのイベントを控え、こうした迷惑系配信者への対策は急務となっているのではなかろうか。