「私は本当は何をしたいの?」やりたいことがわからなくなったときに「本来の自分」を取り戻す「すごい方法」とは?

2025年4月19日(土)6時15分 ダイヤモンドオンライン

「私は本当は何をしたいの?」やりたいことがわからなくなったときに「本来の自分」を取り戻す「すごい方法」とは?

がんばっているのにうまくいかない。仕事や人間関係のストレスでいつもイライラしている。肉体的、精神的な負担を少しでいいから減らしたい……。不安やイライラを感じやすい人におすすめなのが『瞬間ストレスリセット——科学的に「脳がラクになる」75の方法』(ジェニファー・L・タイツ著、久山葉子訳)だ。本書はストレスを抱えやすい人のために、科学的に実証された不安・不満を解消する方法、自分をリセットして気持ちよく過ごせる方法を多数紹介している。「シンプルなのに効果抜群」「ストレスが尋常じゃなかったので助かった」「すぐに使える方法がたくさん載っている」など絶賛レビューが多数寄せられる本書。今回は発売を記念して、特別に本書の内容を一部抜粋、再編集してお届けする。

Photo: Adobe Stock

モヤモヤした気持ちから抜け出すには、「全体を見る力」が必要

心を乱す出来事が頭から離れず、そのことで心がいっぱいになってしまっているときは、少し視点を変えることが必要だ。

そのためにも、「人生を総合的に見る能力」を高めよう。

「人生で大切なもの」をリストアップしよう

まず、健康、友情、家族、個人としての成長、キャリア、経済的安定、精神性、趣味、社会貢献など、「人生で自分にとって重要な分野」をリストアップしよう。

次に、リストアップした各分野に求める価値観を書く(人間関係の分野では「努力」と「許し」という価値観を持ちたい。具体的には毎週1人の友人に連絡する、など)。

そうすることで目標が「単なる憧れ」ではなく「実行可能な存在」になる。

人生の何%を仕事に、何%を趣味に使う?「人生の円グラフ」を描こう

自分にとって重要な分野を、パイの1片のようにイメージしてみよう。そして、各分野をどのくらい重要視しているかを考える。たとえば「健康」に何%割り当てたいのか。仕事には?

最後に、重要度を反映した割合で円に書き入れる。

これで人生の円グラフの完成だ。この図を写真に撮っておくと、このバランスを保つ目安や、人生のポートフォリオを多様化することを思い出すきっかけになる。

人生で何が起きるかによって優先順位は変わっていくので、各価値観の重要性をときどき見直す。

『瞬間ストレスリセット』p160より

「自分にとって大事なこと」を可視化すれば、「どうでもいいこと」が見えなくなる

自分にとって何がどれだけ重要かを分析すると、初デートでがっかりするなど、不快ではあるがあくまで一時的な出来事を、人生の舞台から降ろせるようになる。

また、仕事で上司から良い評価をもらえなかったなど、深く傷ついた場合にも少し距離を置ける。

ズームインして「小さな欠陥」を拡大するのではなく、ズームアウトして「全体像」を見られるようになるのだ。

可視化することで、何に注意を払うべきなのかを思い出しやすくなる。

「手が届かなそうな目標」にも確実に近づける

さらに、このプロセスにはもう1つのメリットがある。

それは、「自分でコントロールできる点(忍耐強くなる、丁寧にコミュニケーションをとるなど)」を具体化することで、「気が遠くなりそうな高尚な目標(運命の人に出会うなど)」を目指すときにも希望を感じられるようになることだ。

『瞬間ストレスリセット』では、科学的に短時間でストレスを解消できる方法を多数紹介。その場しのぎではなく、ストレスに強くなるための習慣や対策(ストレス耐性を高める方法)も幅広く取り上げています。

ダイヤモンドオンライン

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