1周2キロの大屋根リング、海外パビリオンの代表者ら疾走…「すばらしい景色だった」
2025年4月24日(木)14時0分 読売新聞
大屋根リング上でランニングする海外パビリオンの代表者ら(24日午前、大阪市此花区で)=宇那木健一撮影
大阪・関西万博で、海外パビリオンの代表者らが大屋根リング(1周約2キロ)を走り、各国間の連帯を示すイベントが24日朝、開かれ、英国や豪州、マレーシアなど15か国の代表者ら38人が参加した。
国際協力の大切さを強調する「マルチラテラリズム(多国間主義)と平和のための外交の国際デー」(4月24日)に合わせ、国際連合パビリオンが主催。国連と欧州連合(EU)、日本国際博覧会協会のスタッフも走者に加わった。
午前7時過ぎ、国連パビリオンで展示されている「平和の鐘」(レプリカ)が鳴ると、参加者は一斉にスタートし、3周以上走る人もいた。2周したマレーシア館のスタッフ、ハジク・アイマンさん(26)は「すばらしい景色だった」と笑顔を見せた。
国連のマーヘル・ナセル事務次長補は「各国の人たちでリングを走ることは、多様性の象徴。多くの国から参加してくれてうれしい」と話した。