“いつも幸せな人”だけが知っている「悩んでもしかたないこと」・ベスト1
2025年4月25日(金)6時35分 ダイヤモンドオンライン
“いつも幸せな人”だけが知っている「悩んでもしかたないこと」・ベスト1
自分の生き方や置かれた状況に「悩む人」がいる一方で、同じ環境にいても「悩まない人」がいます。ではどうすれば、「悩みやすい不幸体質」を卒業して、「絶対に悩まない人」になれるのでしょう。その方法を教えてくれるのが、書籍『不自由から学べること—思いどおりにいかない人生がスッとラクになる33の考え方』です。12歳からの6年間を「修道院」で過ごした著者が、あらゆることが禁止された暮らしで身につけた「しんどい現実に悩まなくなる33の考え方」を紹介。悲観でも楽観でもない、現実に対するまったく新しい視点に、「現実の見方が変わり、モヤモヤがスッと晴れた」といった声が多数寄せられています。この記事では本書より一部を抜粋・編集し、「悩まない人の考え方」を紹介します。
Photo: Adobe Stock
理由のない「禁止」は、とても不自由
修道院は携帯もテレビもダメ。恋愛はおろか外出も自由にできない。同級生は毎日家に帰り、好きに放課後を過ごし、携帯もテレビも自由に見られるのに、私は「ルールだから」と禁止される。
束縛されることが大の苦手な私は、もういっそ脱走してしまおうかと、夜に部屋からベランダに抜け出して星空を眺めながら何度も考えました。
したいのに、できない。
そこにはさまざまな理由があると思います。 原因が自分にあるのであれば、解決のための努力が可能です。
でも納得できないのは、それがルールや規則などで制限されている場合。有無を言わさず「ダメ」と言われては、自分ではどうすることもできません。 そんなとき、人は強い「不自由」を感じます。
この世界は「壁」だらけ
ですが今となっては、あのとき「壁」と向かいあえて良かったと感じています。 修道院を出たあとも、社会にはいくつもの「壁」があったからです。
ケーキ屋でのアルバイトから始まり、日雇いの派遣業務、外資系大手スポーツブランドの販売員など、修道院を出てからはさまざまな企業で勤めてきました。すべての場所にルールが存在し、制限され、無力感を感じてきました。
それもそのはず、社会はルールによって成り立っています。皆が心地良く生きていくためにはルールが欠かせません。
「壁があること」に悩んでも、意味がない
何かに挑戦したり、新しいステージに向かったりと前進するときも、必ずと言っていいほど、ルールという壁が立ちはだかります。
そのたびに戸惑ったり抗ったりしていては身が持ちません。 修道院での生活を送ったおかげで、その後の社会でも壁にぶつかったとき、「そりゃ、そうだよな」と、その存在を素直に認められるようになりました。
この世は見えない壁で溢れているのだから、悩んでもしかたがない。
これが、壁だらけの修道院の生活で私が学んだことだったのです。
(本稿は、書籍『不自由から学べること —思いどおりにいかない人生がスッとラクになる33の考え方』の内容を一部抜粋・編集して作成した記事です。書籍では他にも、「悩まない人の考え方」を多数紹介しています。)