箱根に新たな映えスポット、大涌谷へ11m突き出すガラス張りのデッキ

2025年4月27日(日)13時29分 読売新聞

芦ノ湖を見下ろす突きだしデッキ(21日、箱根町・駒ヶ岳山頂駅で)

 神奈川県箱根町の箱根駒ヶ岳ロープウェーの山頂駅と箱根ロープウェイの大涌谷駅に、周囲を一望できる展望デッキが完成した。25日から営業を始め、新たな観光名所としてゴールデンウィークにはにぎわいを見せそうだ。

 駒ヶ岳ロープウェーは芦ノ湖畔と標高1356メートルの箱根駒ヶ岳を結んでおり、山頂駅周辺からは、芦ノ湖や駿河湾、相模湾と周辺の街並み、富士山を見渡すことができ、天候が良ければ東京スカイツリーも見える。

 「箱根駒ヶ岳 芦ノソラ」と名付けた施設には、山頂駅の脇に広さ約400平方メートルの展望デッキと長さ10メートル、幅1・5メートルの突きだしデッキがある。駅舎の反対側には枠の中に富士山が入る幅3・6メートル、高さ2・5メートルのフォトフレームもある。

 大涌谷駅前広場に設けられた展望エリアは、荒々しい岩肌から蒸気を噴き上げ、硫黄のにおいが漂う大涌谷が生きた地球を感じられることから、「ちきゅうの谷」と名付けられた。

 駅正面側に直径約18メートルの回遊テラス「風の輪テラス」が設けられ、ロープウェーの近くには、谷の方へ約11メートル突き出す「息吹のデッキ」が造られた。風の輪テラスは足もとが金網状になっていて、「大涌谷の強い風も旅の記念に」(小田急箱根)という趣向になっている。息吹のデッキはガラス張りで、足もとには蒸気で真っ黒に立ち枯れた木々を見ることもできる。

 芦ノソラの問い合わせは箱根園(0460・83・1151)、ちきゅうの谷は小田急箱根運輸本部索道部(0465・32・2205、平日午前9時〜午後5時)。

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