7人死亡の関越道バス事故13年、遺族ら献花…母を亡くした警察官「交通事故の残酷さ忘れない」

2025年4月29日(火)9時18分 読売新聞

献花台の前で手を合わせる関係者ら(29日午前4時40分頃、群馬県藤岡市で)

 2012年に群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負ったツアーバス事故は29日、発生から13年となった。現場近くの高架下に設置された献花台には、事故が起きた午前4時40分頃、遺族ら約20人が集まり、犠牲者の冥福めいふくを祈った。

 母の直美さん(当時44歳)を亡くした同県警巡査長の山瀬俊貴さん(32)は娘2人や妻など6人で訪れ、「家族はみんな元気です。見守っていてください」と手を合わせた。警察官の丁寧な遺族対応に心を打たれて警察官になり、今年で10年がたった。現在は高速隊員として日々パトロールや事故対応などを担い、交通安全を守っている。

 山瀬さんは「1年に一度この日に手を合わせ、交通事故の残酷さを忘れないようにしている。少しでも事故を減らせるように業務にあたっていきたい」と話した。

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