「群遊2025」大盛況、優勝は「トラトラメガネ軍団」[千春&明夏の女流棋士ここだけの話]

2025年4月30日(水)14時0分 読売新聞

トッププロの対局を目の前で観戦できる超豪華なイベント

 3月29日(土)、名古屋市のウインクあいちで、囲碁イベント「群遊2025」が開催されました。今回で3度目ですが、年々スケールアップしている印象で、今年も大盛況でした。

「虎ポーズ」に爆笑

 「群遊」は子供から大人まで、初心者から有段者まで、誰でも囲碁が楽しめるファンフェスタのようなイベントです。中でも注目は、トップ棋士20人が4チームに分かれて争う早碁の団体戦で、会場を訪れたファンの皆さんは、トップ棋士の皆さんの対局をすぐ目の前で観戦できます。今年は特にトーナメント戦のすべての試合が3−2のフルセットにもつれ込む大激戦で、会場は大いに盛り上がりました。

 ちなみに、優勝したのは芝野虎丸十段率いるトラトラメガネ軍団。表彰式では、優勝賞金500万円のパネルとともに、みんなで「虎ポーズ」で記念写真におさまり、会場は爆笑の渦に包まれました。

 そのほか、会場には、囲碁ファンならずとも楽しめるコーナーが盛りだくさん。特に印象的だったのはキッズスペースで、子供の頃に憧れていたボールの海の広場なんかもあり、広い会場のあちこちで笑顔と歓声があふれていました。

鶴山八段と新コーナーを担当

 私は鶴山淳志八段と一緒に、今回から始まった新コーナー「親子囲碁チャレンジ!」を担当しました。午前・午後の2回に分けての囲碁入門教室で、なんと、約120人もの人が親子で参加してくれました。

 アイスブレイクは「白石は何でできているかな〜?」という3択クイズ。参加者の皆さんには実際に、はまぐりの碁石を手に取ってもらいました。保護者の方々は、白石の高級さに驚かれているご様子でした(笑)。さらに石の置き方や打つ順番、陣地の取り方、挨拶の仕方などを一通り学習。たくさん問題に挑戦しながら、石の取り方も覚えていき、最後は、先生チームVSお子さんチームで「連碁」タイムです。「次打ちたい人〜?」と呼びかけるたびに、たくさんの手が元気よく挙がり、うれしかったです。

 今回のイベントには、全体では500人以上の囲碁ファンの方が会場まで足を運んでくださったとのこと。これだけの規模の囲碁イベントはなかなかありません。華やかな演出や工夫がたくさん仕掛けられており、いつもワクワクさせられています。この場を借りて、スポンサーや関係者の皆さまの多大なるご尽力に感謝申し上げます。今から次回開催が楽しみです!

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