医師で人気小説家のX投稿を「飲食店経営者」として「無断で掲載」 週刊女性PRIMEが謝罪と訂正

2025年5月4日(日)13時20分 J-CASTニュース

内科医で人気小説家でもある知念実希人氏が2025年5月3日にXで、「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が公開した記事に知念氏のX投稿の内容を「飲食店経営者」の発言として無断で掲載したとして、謝罪を受けたと報告した。

週刊女性PRIMEも4月30日、記事中に謝罪と訂正を掲載している。

「捏造」訴え訂正求めていた

週刊女性PRIMEは4月27日に「《食中毒の危険》『日本経済新聞』体験型の"生肉ハンバーグ"記事が『危険すぎる』無断撮影・投稿に問われる倫理観」と題した記事を公開した。この中に、「飲食店関係者」の発言として、ひき肉は表面だけでなく中にも食中毒を引き起こす病原菌がいる可能性があるため十分に加熱する必要があると訴える内容が掲載されていた。

この内容は、知念氏が10日に投稿したXの内容と酷似しており、知念氏は27日にXで、捏造ではないかとして訂正と求めていた。

これを受ける形で、週刊女性PRIMEは30日、記事冒頭に「お詫びと訂正」として「本記事中、生肉と病原菌の危険性に関する『飲食店経営者』の発言は、実際には作家の知念実希人先生が「X」に投稿されたポストの内容をそのまま無断で掲載したものです」と説明。「訂正のうえ、知念先生および読者の皆様には多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

「真摯な謝罪」受けて「納得」

知念氏は5月3日にXで、週刊女性PRIMEが、記事中の「飲食店経営者」の発言について知念氏の投稿だと認識したうえで掲載したことを認め、「真摯な謝罪」を受けたと報告。「お騒がせして申し訳ございませんでした」と謝罪した。

続けて、「納得し、正式に謝罪を受け入れましたので、この件につきまして私が今後触れることはありません」とし、「このようなことがないよう、再発防止を望みます」と訴えた。

なお、5月4日時点で、ヤフーに配信された記事は削除されているものの、週刊女性PRIMEウェブサイト上の記事は掲載されたままだ。知念氏のポストによると「順次撤回されることとなりました」という。

J-CASTニュースは4月28日、この件について主婦と生活社に取材を申し込んだが、5月4日時点で回答は得られていない。

J-CASTニュース

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