デスクワークに使える「コシツブース」、商品名どう読む? 「予想外のバズり方」で注文殺到...メーカー嬉しい悲鳴
2025年5月16日(金)19時6分 J-CASTニュース
家電メーカーのサンコー(東京都千代田区)が室内用パーソナルテント「コシツブース」を新発売し、Xでは、商品名がダジャレのように2通りの意味で読めるとして笑いが生まれている。
同社は取材に、予想外の反響に困惑しながら「面白おかしく見てくださっている方が多かったので、いいプロモーションになってくれているのではないか」などと受け止めている。
「コシツ・ブースなのか コシ・ツブースなのか問題」
サンコーが2025年5月14日に発売した「コシツブース」(税込5980円)は、光を遮断する黒い箱型のテントだ。高弾性のスチールワイヤーによって、収納袋から展開するだけで高さ150センチ、奥行き・幅130センチのプライベート空間を作れる。
宣伝を受けてXでは「腰が潰れそうな名前」「腰潰〜す、かwww」「コシツ・ブースなのか コシ・ツブースなのか問題」「デスクワークと相性悪い名前で草」「これは敢えてその名前なのかなw」などと、商品名が「個室ブース」だけでなく「腰潰す」とも読めるとして楽しまれている。
同社公式Xは16日に「例の"コシツ(個室)ブース"ですが、正直なところこんなバズり方するともこんな早くに注文殺到するのも全く想定しておらず」と困惑しながら、「初回入荷分の用意が少量だったのもあってまさかの売り切れてしまいました!」と人気ぶりを明かした。
サンコー広報担当は同日、J-CASTニュースの取材に応じ、商品の読み方や実際の命名経緯について「シンプルに、室内用のパーソナルテントということで、『個室ブース』というものを、固有名詞っぽくカタカナにした経緯がございます。『腰潰す』は、正直なところ誰も認識しておりませんでした」と説明した。
6月にかけて「300個ほど」入荷へ
元々、コシツブースを発売するうえでは、室内用の商品として、同時発売したスポットクーラー「スッキリサイズクーラー」との併用を想定していたという。
スポットクーラーは冷風を作る際に排熱も行うため、その対策で「冷風部分のみをコシツブース内に入れて使用すれば自分のいる作業スペースは快適空間にできる」という狙いだ。具体的な利用シーンはゲームなどの趣味、勉強や仕事に集中したい時のプライベート空間作りに、と考えていた。
コシツブースの在庫は「初回入荷数は本当に少なく、25個用意しておりました。5月末〜6月頭に残りの300個ほどが入荷する予定です」とのこと。16日朝に公式通販サイトでのみ予約に切り替え、取材回答時までに16個の受注があったという。
今回の出来事への受け止めは、
「全く想定していなかったので戸惑いつつも、面白おかしく見てくださっている方が多かったので、いいプロモーションになってくれているのではないかと思います。サンコー自体、まだまだ世に知られていないので、このようなことがきっかけで『こんなおもしれー会社があるんだ』と世の中にもっと知ってもらえるといいなと思っています」
と伝え、下記のようにも意気込みを述べている。
「予想外のバズり方ではありましたが、見た人が即注文してくださるということはそのもの自体に需要を感じている人もいるのだと思います。これはサンコーにとっても意外な発見でしたので、今後の商品開発にも活かせるよう尽力していきます。
熱が籠るなどの暑さが気になるというお声も多かったので、そのような方はぜひスッキリサイズクーラーと一緒に使ってみていただきたいです」