【神様が味方する人の生き方】「自分の努力ではどうにもならない問題」を突きつけられたとき、どうすればいいか?
2025年5月18日(日)7時15分 ダイヤモンドオンライン
【神様が味方する人の生き方】「自分の努力ではどうにもならない問題」を突きつけられたとき、どうすればいいか?
2017年の発売以降、今でも多くの人に読まれ続けている『ありがとうの魔法』。本書は、小林正観さんの40年間に及ぶ研究のなかで、いちばん伝えたかったことをまとめた「ベスト・メッセージ集」だ。あらゆる悩みを解決する「ありがとう」の秘訣が1冊にまとめられていて、読者からの大きな反響を呼んでいる。この連載では、本書のエッセンスの一部をお伝えしていく。
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人生は「目に見えない4者」と「目に見える4者」のおかげらしい
お釈迦様の「最初の悟り」と言われているのが「縁起の法則」です。
「縁りて起こる」。縁起というのは、「自分の人生は、自分以外のすべてのおかげ、神仏やまわりのおかげで成り立っている」という意味のようです。
「『私』の思いで成り立っているものは、何ひとつない。人は、自分の思いで未来を切り開き、人生が展開すると思っているために苦悩する。苦悩の本質は、縁起を認めないために起きる。『私』の努力や、才能や、汗によって人生が組み立てられているのではなく、自分以外のすべてが人生を決めている」
ということを、どうやら、お釈迦様は悟ったらしいのです。
私の人生は、神仏やまわりの人たちによって成り立っているらしい。このことは、当時の私にとっても非常にショックでした。
「努力したから大学に入れた」「頑張って営業をしたから車が1台売れた」と言いたくなりますが、それは、自分の努力や頑張りによって結果が出たというよりも、「私」が誠実に生きた結果として、神仏や、友人、知人、家族によってもたらされているようなのです。
「縁起」というものが「私」を取り巻いていて、「私」という存在が働きかけをすると、その反作用として、「自分のところに、ある結果となって戻ってくる」ようなのです。
「まわりの人に喜んでもらう」ために自分のできることをする。
それを、神仏やまわりの人たちが喜んでくれて、認めてくれたとき、その結果として、「私」を「今の状況に」してくれている……、というのが、どうやら「宇宙の構造」らしいのです。
私は「努力を絶対にしてはいけない」とか「頑張ってはいけない」と言っているのではありません。
努力をして必死になって頑張ることで、達成できることも、解決できることもたしかにあるでしょう。
しかし、「自分の努力ではどうにもならない問題」を突きつけられるときもある。そんなとき人は、「謙虚」にならざるを得ません。
謙虚になるとは、「自分の力では、できない」と思い定めることです。それがつまり「努力しない」「頑張らない」「必死にならない」ことの意味だと思います。
最終的に私たちにできることは、「お任せすること」だけだと思います。
「お任せする」とは、「目に見えない4者(神様、仏様、精霊、守護霊)」と、「目に見える4者(友人、知人、家族、自分の体)」、この8者に対して、常に「ありがとう」を言いながら感謝をして生きていくしかないようだ……、と思い定めることです。
すると、「ありがとう」と言われた「8者」から共感共鳴を呼ぶのでしょうか……、まわりの人がなぜか手伝って応援してくれたり、神様や仏様も、「やる気」になってくれるらしいのです。
大変な問題に直面したとき、自分の力と努力だけで乗り越えられるのでしたら、努力をしてもいいと思います。
しかし、どんなに頑張っても問題が解決しないときは、「ただ、まわりの人に感謝をして(ありがとうを言って)、お任せする」という方法を、取ってみてはいかがでしょうか。