西村修さん「追悼試合」、妻の恵さんが明かした「プロレス」への感謝「試合途中に『西村!』って応援…ありがとうございます」…ドラディション5・16後楽園
2025年5月17日(土)9時27分 スポーツ報知
西村修さんの妻・恵さん(右)に遺影を手渡され、長男・繭くんを前に感極まる藤波辰爾
◆ドラディション「DRADITION 2025 SOUL OF DRAGON」(16日、後楽園ホール)
プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が主宰する「ドラディション」は16日、後楽園ホールで「DRADITION 2025 SOUL OF DRAGON」を開催した。
第1試合前に今年4月21日に亡くなった新間寿さん(享年90)、2月28日に53歳で亡くなった西村修さん、2月15日に亡くなったグラン浜田(本名・濱田廣秋さん(享年74)、昨年9月9日に亡くなった小林邦昭さん(享年68)、昨年12月に亡くなった団体スタッフの佐藤栄介さんへ追悼の10カウントをささげた。
メインイベントは西村さんの追悼試合として藤波が新日本プロレスで西村さんと同じ第三世代だった永田裕志、小島聡と組んでかつて「無我」に所属していた長井満也、プロレスリング・ノアの征矢学、竹村豪氏と対戦した。
会場には、西村さんの妻・恵さんと長男・繭くんが来場。本部席で西村さんの遺影を置き2人は第1試合から観戦した。追悼試合では、藤波がドラゴンスリーパーで竹村を破り天国の西村さんへ勝利をささげた。
試合後、藤波は、2人の下を訪れ、恵さんに手渡された遺影をしばし見つめると、目を閉じ額をつけ思いをささげた。大会終了後、恵さんは「こんな素晴らしい機会をいただいてありがとうございました」と藤波に感謝し「子どもも喜んでおりましたし、夫も喜んでいると思います。本当にかかわりのある方たちが試合をしていただいて…」と参戦した選手にも思いを伝えた。
さらに「試合途中に『西村!』って応援してくれたことが…感謝でいっぱいでした。ありがとうございます」とファンに感謝を伝えた。納骨を済ませたことを明かした恵さんは「ずっと見守ってくれていると思います」と思いをはせていた。