医者が教える「血糖値が上がりやすい食べ方、上がりにくい食べ方」同じ食事でも太りづらい食べ方がある

2024年5月21日(火)6時0分 ダイヤモンドオンライン

医者が教える「血糖値が上がりやすい食べ方、上がりにくい食べ方」同じ食事でも太りづらい食べ方がある

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夏に向けたダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。「1ヵ月で痩せました!」「考え方が変わった!」と絶賛の声が続々。大きな支持を集めている。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。最新の医学に基づき、最も効果的なダイエット法を解説した本書から、牧田式ダイエットで15kgの減量に成功したNさんのエピソードを抜粋して紹介する。

Photo: Adobe Stock

実際に血糖値の変化を測定してみた

 最初に私は、「血糖値が上昇すれば肥満につながる」ことと、「基本的に血糖値は70〜140の間に位置するのが理想である」ことを説明した上で、Nさんにリブレという自己血糖値測定器を装着してもらいました。

 そして、「まずは、いろいろ食べ方を試してみてください」とお願いしました。

 Nさんは、まだ完全には納得していなかったらしい、牧田式ダイエットの次のポイントについての検証から始めました。

(1)太る(血糖値を上げる)原因は炭水化物であって、カロリーではない(2)同じ炭水化物を食べるのでも、食べ方次第で血糖値の変化は異なる

 これらのことを確認するために、チェーンのイタリア料理店で、2日続けて同じランチ(ミートソースパスタセット)を同じ時間に食べ、血糖値の変化を見てみました。

 ただし、1日目は「やってはいけないバージョン」で、2日目は「少しはましなバージョン」で食べてみました。

 ちなみに、この店のランチは、粉チーズとオリーブオイルが使い放題だそうです。

食べる順番、調味料の使い方に差をつけて実験

【1日目の食事】・ミートソースパスタ、サラダ、フォカッチャ、コンソメスープ。

・炭水化物であるパスタとフォカッチャから食べ、サラダは後回しにした。

・粉チーズやオリーブオイルは使わなかった。

【1日目の血糖値の変化】・13時(食前):91・14時(食後):159・15時:115

【2日目の食事】・ミートソースパスタ、サラダ、フォカッチャ、コンソメスープ、追加注文したホウレンソウソテー。

サラダとホウレンソウソテーを先に食べ、最後にパスタとフォカッチャを食べた。

・パスタとフォカッチャには粉チーズとオリーブオイルをたっぷりかけ、コンソメスープにもオリーブオイルを入れた。

【2日目の血糖値の変化】・13時(食前):122・14時(食後):145・15時:130

 明らかに2日目のほうが摂取カロリーは高いにもかかわらず、血糖値の上昇が穏やかになっています。

 2日目は、そもそも食前の血糖値が高めなところからスタートしていることを考えれば、なお、その傾向が理解できるでしょう。

 一方で、1日目は14時から15時への血糖値降下も急激で、Nさんは「ランチ後にひどい睡魔に襲われた」と述べています。2日目には、睡魔は起きなかったそうです。

(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)


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