九州では激しい雨に警戒 東北も大気の状態不安定で雷雨のおそれ

2025年5月21日(水)7時30分 ウェザーニュース

2025/05/21 07:43 ウェザーニュース

今日21日(水)は梅雨前線が北上し、九州や四国太平洋側などでは雷を伴った激しい雨や大雨となるおそれがあります。東北には別の前線・低気圧がかかり、雷雨や突風、雹(ひょう)などに注意が必要です。
雨の範囲は東へ移り、明日22日(木)は雨の中心が東日本に移るとみています。

梅雨前線上に低気圧 道路冠水などに警戒

東シナ海から気圧の谷が接近し、梅雨前線が九州の南岸まで北上する見通しです。前線上には低気圧が発生し、今夜にかけて九州南部から西日本の南岸付近を東へ進むとみられます。
九州では朝から雨の降っているところがほとんどで、東シナ海側や南部では雨が強まっています。7時10分までの1時間に長崎市の脇岬町では21.5mm、鹿児島市でも20.5mmの強い雨を観測しました。

雨の予想 21日(水)15時

午前中のうちに中国四国にも雨雲が広がり、午後には近畿でも雨が降り出す予想です。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が強く流れ込むため、前線の活動が活発になって周辺では雨雲が発達します。太平洋沿岸部を中心に雨が強まり、雷を伴うところもある予想です。
九州の東シナ海側や南部、四国の太平洋側、紀伊半島の南部を中心に1時間に50mm以上の非常に激しい雨となって、多いところでは明日の朝までに150mm近くに達するおそれがあります。道路冠水や河川の急な増水に警戒し、急な斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。

東北には別の前線 雷を伴った強い雨に注意

東北にも別の前線が日本海から進んできて、北部を中心に雨を降らせています。この前線にも暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。雨雲が発達して、7時30分現在、日本海から秋田県にかけては落雷が多数発生している状況です。
局地的に土砂降りの雨となっているところがあり、このあとも雷雨や突風、雹(ひょう)などに注意が必要です。雨のピークは午前中とみられますが、午後も雨の残るところが多く、すっきり天気回復とはならない見込みです。

明日の朝は関東南岸で雨が強まるおそれ

予想天気図 明日22日(木)9時

明日22日(木)朝にかけて九州にかかる梅雨前線上に発生した低気圧が関東の南岸に進みます。今夜から明日の朝は東海から関東の南岸で雨の強まるおそれがあります。明日の通勤通学時間帯は土砂降りの雨なるおそれがあるので、時間に余裕をもって予定をたてるとよさそうです。
低気圧が東へ抜ける昼までにはピークを越えるとみられ、梅雨前線も次第に南下傾向となります。西日本〜東日本の太平洋側では雨は段々と降りにくくなる見込みです。
雨の強まるタイミングやエリアはまだ変化する可能性があります。こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

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