TOEIC試験で過去に2度替え玉受験か…京大院生の侵入容疑者、受験票に自身の顔写真

2025年5月21日(水)5時0分 読売新聞

 英語能力試験「TOEIC」の会場に替え玉受験の目的で入ったとして、建造物侵入容疑で現行犯逮捕された中国籍の京都大大学院生(27)(京都市)が、昨年6月と今年3月にも他人名義で受験していたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁野方署が詳しい経緯を調べている。

 容疑者は18日、東京都板橋区のTOEIC試験会場に、他人の名前を書いた受験票で正当な理由なく侵入した疑いがある。

 捜査関係者によると、容疑者は昨年6月と今年3月、都内などの会場で、中国人らとみられる2人の名前で受験。受験票には自身の顔写真を貼っていた。

 容疑者は逮捕された際、マスクの内側に3〜4センチ程度の小型マイクを隠していた。受験予定だった教室では当日、約50人の受験者のうち3割の約15人が欠席していた。容疑者から解答を聞く予定だった受験者が、異変に気づいて欠席した疑いがあるという。

 野方署には今月に入り、TOEICの運営法人から「試験中に中国語をぶつぶつ話している人がいる」「中国人受験者が、不自然に900点以上の高得点をマークしている」といった相談が寄せられていた。

 同署は20日、容疑者を建造物侵入と有印私文書偽造・同行使の両容疑で東京地検に送検した。

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