北九州市の男性遺体、死体遺棄容疑で長男を逮捕…「私はやっていません」と否認
2025年5月21日(水)13時37分 読売新聞
北九州市
北九州市小倉南区の資材置き場の土中から男性の遺体が見つかった事件で、福岡県警は21日、同区の土木建築会社「花山組」代表取締役、華山龍馬容疑者(46)(北九州市小倉北区室町2)を死体遺棄容疑で逮捕した。遺体は行方不明となっていた華山容疑者の父で同社役員の龍一さん(当時87歳)と判明した。県警は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、殺人容疑も視野に調べる。
発表によると、華山容疑者は龍一さんの長男。4月18日午前8〜9時頃、同社が管理する資材置き場の土中に龍一さんの遺体を埋めて遺棄した疑い。「私はやっていません」と容疑を否認している。
龍一さんは同社の創業者で元社長。同市小倉北区のマンションで一人暮らしをしていた。同17日午後3時頃に帰宅する様子を知人が目撃したのを最後に連絡が取れなくなっていた。親族が同18日、県警小倉北署に行方不明者届を出し、2人の間にトラブルがあると伝えたという。
県警が防犯カメラなどを調べたところ、不審な車が龍一さん宅近くから資材置き場付近に向かったことが判明。今月20日の捜索で土中から、複数のシートのような物で全身をくるまれている遺体を発見した。県警は華山容疑者が不審車両に関係しているとみている。
県警は21日、遺体を司法解剖し、死因などを調べる。