5月は運動会シーズン 今週末の天気や熱中症リスクを解説

2022年5月25日(水)16時0分 ウェザーニュース

2022/05/25 16:01 ウェザーニュース

5月は残暑が続く秋に比べて過ごしやすい日が多く、運動会が開催される学校も多くなっています。ただ、まだ体が暑さに慣れていない時季のため、気温が上がる日は熱中症リスクが高まります。

暑さに慣れていない時季は要注意

熱中症に詳しい横浜鶴見リハビリテーション病院(横浜市鶴見区)の吉田勝明院長によると、「暑さに慣れていない時季に急激に気温が上昇すると、体は気温上昇についていけず、熱中症を発症しやすくなります」とのことです。
では、運動会の練習中や当日に熱中症を避けるにはどうしたらよいのでしょうか。吉田院長は次のようにアドバイスします。
・こまめな水分・塩分補給
水分・塩分、経口補水液などのペットボトルを持ち歩き、のどの渇きを感じなくても、こまめに補給する
・吸水性や速乾性のよい下着にする
汗をまんべんなく吸収して体温上昇を抑えられるように、吸水・速乾性のよい下着にしましょう
・できるだけ日差しを避ける
帽子をかぶったりして直接日差しがあたるのを避ける。休憩中などはなるべく日陰で過ごすことを心がけましょう
・天気予報をチェックする
天気だけでなく気温や湿度にも注目しましょう
・体調不安があれば無理をさせない
子どもの健康状態の観察を欠かさないようにしましょう
・初期症状を見逃さない
めまい・吐き気・ふらつき・頭痛・手足の筋肉の痛みやけいれんなどがあれば、直ちに応急処置をして、必要なら病院へ搬送しましょう

週末は天気回復、熱中症に注意

週間天気(5/27〜6/2)

26日(木)から27日(金)は上空に寒気を伴った低気圧が日本列島に接近します。26日(木)は西日本を中心に、27日(金)は東日本や北日本を中心に雨が降る見込みです。
ただ、週末は九州から東北南部では天気が回復して日差しが届きます。東京では28℃くらいまで上がる予想のため、運動会が予定されている地域では熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

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