名古屋市議会の副議長が市民ら26人をボランティアに無断登録、生年月日は推測…来年のアジア大会

2025年5月25日(日)21時23分 読売新聞

記者会見で謝罪する上園氏(名古屋市役所で)

 2026年秋に愛知県を中心に開かれるアジア・アジアパラ競技大会で、運営のボランティア募集を巡り、名古屋市議会の上園晋介副議長(49)は25日、名刺交換をした市民ら26人を無断で登録していたと明らかにした。上園氏は記者会見し、「個人情報への意識が低く、勝手にやってしまった。情報を流出させた方には申し訳ない」と述べた。26人には順次、謝罪するという。

 上園氏によると、26人は過去3年ほどの間に名刺交換した人たち。上園氏は4月25日までの間にボランティア応募者として会派に届け出た。名前や電話番号などは名刺の情報を使い、生年月日は推測したという。

 この問題は、大会組織委員会に今月13日以降、「申し込んでいないのに応募完了のメールが届いた」との問い合わせが相次いだことで発覚した。上園氏が所属する市議会会派「名古屋民主」は1議員30人のボランティア獲得を目標にしており、上園氏は「達成しなければと焦った」とも語った。副議長職の辞任などは「考えていない」とした。

 名古屋市では9780人の確保を目標としていたが、応募が少なく、募集期限を延長。最終期限の4月末には1万236人となった。

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