明日は次第に雨の範囲が拡大 寒冷渦の影響で週末まで断続的に雨

2025年5月28日(水)17時50分 ウェザーニュース

2025/05/28 17:50 ウェザーニュース

明日29日(木)は梅雨前線の北上や、寒冷渦の接近に伴って西日本、東日本で雨の降り出す所が多くなります。寒冷渦は動きが遅いため、週末まで影響が続く見込みです。

沖縄や奄美は非常に激しい雨のおそれ

今夜から明日の午前中にかけては梅雨前線上の低気圧が通過する沖縄や奄美で雨が強まります。局地的には1時間に50〜80mmの非常に激しい雨が降るおそれがあり、道路冠水や土砂災害などに警戒が必要です。
梅雨前線の北上に加え、朝鮮半島付近に寒冷渦が進んでくるため、雨雲は大きく北へと広がります。西日本の太平洋側では朝から雨の降る所が多く、夕方から夜にかけては東海や関東など東日本まで雨の範囲が拡大する見通しです。

30日(金)の朝は東日本で局地的な強雨

明後日30日(金)の朝には低気圧が紀伊半島沖に達する予想となっています。低気圧の前面では、空気中に含まれる水蒸気の量を表す指標のひとつである、相当温位で340K以上の非常に湿った空気が南から強く流れ込むため、雨雲が発達する見通しです。
活発な雨雲がかかる可能性が高い伊豆諸島や房総半島などでは、局地的に激しい雨が降るとみられ、そのほかの関東や東海の太平洋沿岸でも一時的に雨の強まるおそれがあります。
通勤・通学の時間と雨のピークの重なる所が出てきますので、移動の必要がある方は雨の状況をしっかりとご確認ください。

週末は雷雨や突風などに注意

寒冷渦は動きが遅く、地上付近に解析される低気圧は31日(土)の朝が北陸付近、6月1日(日)は北海道・渡島半島の西の海上に予想されています。西日本と東日本では31日(土)まで雨が降りやすく、北日本や北陸では1日(日)まで雨の所が多くなる見込みです。
低気圧の周辺では大気の状態が不安定になるため、局地的には強い雨の降る可能性があります。また、雷や雹、突風などを伴うことも考えられますので、週末に外出される場合は十分な注意が必要です。
寒冷渦の予測には不確実性があり、雨の強さや降るタイミング、地域などの予想に変化が生じやすくなります。できるだけ最新の情報の確認をお願いします。

ウェザーニュース

「影響」をもっと詳しく

「影響」のニュース

「影響」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ