沖縄本島で「非常に激しい雨」や「激しい雨」を観測 土砂災害の危険度高まる

2022年6月3日(金)14時48分 tenki.jp

3日金曜は、梅雨前線の影響で、沖縄本島では、雨雲が発達しています。南城市では、1時間に68.0ミリの「非常に激しい雨」を観測しました。沖縄本島中南部、本島北部では、3日金曜夕方まで、土砂災害や低い土地での浸水、河川の増水や氾濫に、厳重に警戒してください。

沖縄で「非常に激しい雨」や「激しい雨」を観測

3日金曜は、雨雲レーダーを見ますと、関東から北のあちらこちらで、雨雲や雷雲が発達していますが、沖縄でも、大気の状態が不安定になっています。特に、梅雨前線の影響で、沖縄本島で雨が強まっています。
1時間降水量は、沖縄県南城市で68.0ミリ(13時53分まで)と「非常に激しい雨」を観測しました。また、那覇市では40.5ミリ(12時31分まで)と「激しい雨」を観測しています。
このため、沖縄本島地方では、これまでに降った大雨により、地盤の緩んでいる所があります。
さらに、沖縄本島地方では、3日金曜は多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。4日土曜15時までの24時間に予想される雨量は、沖縄本島地方の多い所で100ミリです。
沖縄本島中南部、本島北部では、3日金曜夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
また、梅雨前線の活動の程度によっては、大雨警報を発表する地域が広がり、さらに警報の期間が長引く可能性があります。
これまで大雨になった所では、雨が弱まっても、斜面や増水した川には、近づかないでください。

土砂災害の前触れは

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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